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修理実績

これまでに行った修理についてご紹介します。

ウォークマンを洗濯機で回して電源がつかない!修理価格4980円で奇跡の復活!

ウォークマンを洗濯機で水没させてしまった!!!

 

というご相談は1週間に2~3件は頂きます。

Twitterで「ウォークマン 洗濯」と調べると多くの方々が悲しみ暮れておられることが分かります…。

 

実は私も一度、ウォークマンを洗濯してしまった悲しい過去をもっています…。

 

無いなー、どこ行ったんだろ?と思いながら洗濯物を干していて、

干そうとしたズボンのポケットから出てきた時の絶望たるや…。

 

今でもよく覚えています。

 

小さくて軽い、ということでポケットに入れてまま忘れてしまうんですよね。

 

そのお気持ち、本当によくわかります!

 

今回お送り頂いたウォークマンも、私と同じように洗濯機で回してしまったそうです。

 

ホールド解除などされてみたそうですが、全く反応がなかったとのことでした。

 

ウォークマンをはじめ、スマホやゲーム機なども、水没してしまったらまずは乾燥作業が必須です。

 

当店の水没復旧作業は以下の通りです。

 

【 水没復旧作業手順 】

 ①本体を分解する

 ②基板を取り出す

 ③基板のコネクタなどの腐食をクリーニングする

 ④基板を超音波洗浄する

 ⑤パーツのコネクタをクリーニングする

 ⑥温風を2時間程度当てて乾燥させる

 ⑦本体を組み上げる

 

~⑦で電源が入らなかった場合~

 ⑧バッテリーや液晶などパーツを仮付けを試す

 

~⑧で電源が入らなかった場合~

 ⑨基板修理や基板交換を提案する

 

気になる復旧率ですが…

基板洗浄だけで改善するのが4~5割

パーツ交換で改善するのが2~3割

といったところでしょうか。

 

基板修理や交換まですれば改善する割合はもっと増えますが、

修理費用がぐっと上がるのと機種によっては対応できません。

 

それでは今回はお送り頂いたウォークマン NW-A25の修理作業をご紹介いたします!

背面パネルを開いたウォークマン NW-A25

まずは背面パネルを剥がします。

 

ウォークマン NW-A25は背面パネルを剥がして分解します。

 

本体内部は半分以上がバッテリーが占めているので充電持ちがいいのですね。

 

NW-A16/17と並んで、NW-A25/A26/A27は今でも非常に高い人気を誇っています。

 

ご依頼数を多く頂く機種の一つです。

 

背面パネルを剥がして基板を観察してみると…

洗濯機で洗って基板が腐食したウォークマン NW-A25

基板の表面が白く腐食してしまっているのがよくわかります。

 

電源を入れる、操作する、充電する、などの操作を行うと電気が流れます。

 

水没などで基板が濡れている状態で電気が流れると基板がショートしてしまいます。

 

ウォークマンを水没させたらすぐ使えなくなる、というわけではありません!

 

電源が入って操作が出来ると「大丈夫だ!」と判断してそのまま使用する、という方が多いと思います。

 

でも実は本体内部で徐々に基板の腐食は始まっていて、ある日突然電源が入らなくなる、ということが多いです。

 

ですので例え電源が入っていたとしても洗浄や乾燥作業をしておく必要があります。

 

放置すると今回の基板のように腐食してしまって一切使えなくなります。

基板までバラバラにしたウォークマン NW-A25

郵送修理ポストリペアならこのように基板までバラバラに分解して、

内部を徹底洗浄&乾燥させることが出来ます!

 

ウォークマン NW-A25は基板が2層構造になっています。

 

なので水没してしまった際、基板と基板の間は乾燥しにくいです。

 

当店の水没復旧作業なら、当然どちらの基板も徹底洗浄&乾燥させるのでご安心ください!

 

今回お送り頂いたウォークマン NW-A25は充電器を挿してしまったのか、

充電口の部分のコネクタも腐食してしまっておりました。

 

作業前によく「充電してしまったのですけど復旧できますか?」というご質問を頂きます。

 

大変申し訳ないのですが、水没してしまった本体に関しては「作業してみないとわかりません…。」としか答えようがありません

 

水没に関しては様々な要因で復旧率が変わります。

例えば…

[機種]

 防水・耐水仕様だけでなく、機種によって内部に水が浸透しやすい/しにくいと違いがあります。

 また、どこまで分解出来るかによって洗浄しやすい/しにくいというところでも復旧率は変わります。

 

[水没したところ]

 お風呂や雨など、真水で不純物が少なければ復旧しやすいです。

 逆に、ジュースや洗剤が入った洗濯機など、不純物が多いと腐食が早くなります。

 特に危険なのが ”海” です!

 海で水没してしまったら早急な対応をしないと、とんでもない速度で腐食が進行します。

 

[水没してからの時間]

 水没後、放置すればするだけ腐食が進行します。

 なるべく早めの方が復旧率は高いです。

 

[水没後の行動]

 記述の通り、水没後に操作したり充電するのはNG行為です。

 水没してしまったら操作してみなくなるお気持ちは分かりますが、

 そっと電源を落として修理店にお持ち込み頂ければ復旧率はかなり高いです。

 

ただ、上記は本当にちょっとした目安程度にしかなりません。

というのも、

水没して一晩中充電していたのに基板洗浄だけで復旧した

という例もあれば、

水没後すぐに電源を落としたのに基板洗浄やパーツ交換しても復旧しない

という例もあるからです。

 

上記を踏まえ、水没に関しては「作業してみないと分からない」としか言いようがないのです。

 

さて、それではウォークマン NW-A25の復旧作業に戻ります。

 

基板洗浄を終えて本体を組み上げてみると…

基板洗浄だけで電源が入るようになったウォークマン NW-A25

この通り、無事電源が入るように復旧しました!

 

・早送り/巻き戻し/などの操作ボタン

・側面のボリュームボタン

・イヤホンジャック

・Bluetooth

・充電

・PC接続

などなど、細かな動作確認まで行います。

 

今回のウォークマン NW-A25に関しては全て全く問題なく動作しておりました!

 

洗濯機で回してしまったとしてもこのように基板洗浄のみで改善する例も多々ございます。

 

むしろウォークマンに関しては「本当に洗濯したのかな?」というほど内部の水が少ないこともあります。

 

ですので、例えウォークマンを洗濯してしまったとしてもどうか復旧を諦めず、郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!

 

 

 

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