Surface Pro2のバッテリー交換ご依頼を頂きました。
修理を受けているお店が少ないSurface Pro2ですが、郵送修理ポストリペアなら対応可能です!
それでは今回はSurface Pro2のバッテリー交換修理風景をご紹介いたします。
目次
まずSurface Pro2は…
WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2023年02月16日
Surface Pro2のバッテリー交換ご依頼を頂きました。
修理を受けているお店が少ないSurface Pro2ですが、郵送修理ポストリペアなら対応可能です!
それでは今回はSurface Pro2のバッテリー交換修理風景をご紹介いたします。
目次
まずSurface Pro2は…
画面がフレームに強力に接着されています。
粘着を弱めて画面を剥がす必要があるのですが、非常に難易度が高い作業です。
surface pro2の分解難度高過ぎでは…自分でバッテリー交換とかほぼ不可能なんやな
— ホウチ (@houchi714285) October 22, 2016
分解の際に…
Surfaceシリーズの分解は極めて難しく 分かるw pro2分解中あと少しの所でフロントガラス粉砕したw
— sxix (@hxmxa) March 11, 2019
画面を割ってしまう可能性が非常に高いようです。
その点、郵送修理ポストリペアはSurfaceシリーズの分解経験が非常に豊富です。
画面を割ってしまうことはありませんのでご安心くださいませ。
それでは作業開始です!
【使用する工具】
ヒートガン(設定温度250度)
クラフトナイフ(平刃)
ピック
トルクスネジドライバー
ヘラ(プラスチック製)
ヘラ(金属製)
粘着テープ
ピンセット
粘着剥がし
まずは画面を剥がす作業です。
ヒートガンで温風を当てて粘着を弱めます。
温め過ぎると液晶が変色しますし、温め足りないとガラスが割れるので注意が必要です。
粘着を弱めたら…
本体フレームと画面との間にヘラを挿します。
このように隙間を作って…
出来た隙間にピックを挟みます。
ピックを深く入れるとガラスが割れたら表示異常が起こるので注意が必要です。
ピックを挿せたら…
クラフトナイフを抜きます。
ピックを挿した状態で…
更に画面に温風を当てます。
このように粘着弱めては…
挟んだピックをスライドさせる、という作業を繰り返します。
割らないように慎重に作業して…
このように画面を開きました。
画面一周の粘着を剥がす作業は気が遠くなります…。
次は画面パーツを取り出す作業です。
画面パーツは…
この通り何本ものケーブルで基板に接続されています。
Surface Pro2のケーブルは…
コネクタのツメによって固定されています。
ケーブルを抜くには…
まずは倒れているツメを起こします。
これで固定が解除されたので…
ピンセットなどで引き抜きます。
これでケーブルを抜くことが出来ました。
同じ方法で全てのケーブルを抜きます。
基板に接続されたケーブルを全て抜くことで…
画面パーツを取り出すことが出来ました。
Surface Pro2のバッテリーは基板の下に固定されています。
基板を取り出すにはまずは…
本体周辺の枠を取り出す必要があります。
枠は本体フレームにネジで固定されています。
ネジの形状は…
トルクスです。
プラスでもマイナスでもなく、六角に近い形をした特殊ネジですね。
専用のドライバーを使って…
枠を固定している全てのネジを外します。
ネジを全て外すことで…
本体周辺の枠を取り出すことが出来ました。
次に取り出すのが…
左右のプレートです。
このプレートを固定しているネジも…
先ほどと同じトルクスです。
だたこちらのネジは2サイズあるので、先ほどより一回り小さなサイズが採用されています。
これも専用のドライバーを使って…
全てのネジを外します。
ネジを外すと…
この通り取り出すことが出来ました。
反対側のプレートのネジも同じように外して…
取り出します。
基板自体も無数のネジで固定されています。
至る所にネジが見えます。
基板を固定しているのもトルクスネジです。
見える範囲のネジを全て外します。
ネジを外せたら次は…
基板に接続されているケーブル類です。
ケーブルを接続したまま基板を取り出そうとすると、ケーブルが断線してしまいます。
全てのケーブルを外せたらやっと基板を取り出す準備が完了しました。
ネジ、ケーブルを全て外したらことを確認して…
基板をゆっくりと持ち上げます。
この通り、やっとの思いで基板を取り出すことが出来ました。
他の機種と比べてSurface Pro2はネジが多く、基板を取り出すだけでも時間が掛かります。
Surface Pro2のバッテリーの接点は…
この赤丸部分です。
基板の接点が…
この部分に接することで通電する構造になっています。
バッテリーは接点がずれないよう、本体フレームにしっかりと接着されています。
剥がすのもなかなかに大変な作業です。
かなり強力に接着されているので…
粘着剥がしは必須と言えます。
粘着剥がしを吹きかけては…
ヘラを挿して粘着を弱める、という作業を繰り返します。
隙間を作っては粘着剥がしを吹きかける、作業を行って…
この通り、劣化したバッテリーを取り出すことが出来ました。
Surfaceシリーズはバッテリーが膨張した、というご相談も度々頂きます。
バッテリーは強力に接着されているので、バッテリーが膨張している場合もかなり慎重に作業する必要があります。
バッテリーを交換出来れば後は組み上げる作業です。
新品のバッテリーの位置を合わせて…
本体フレームに接着します。
次に基板を正しい位置にセットします。
この際、ケーブルを挟まないよう注意が必要です。
基板を所定の位置にセット出来たら…
ネジで固定します。
基板をネジ留めしたら…
次に基板にケーブルを接続します。
ケーブルを接続し忘れると、当然接続忘れた箇所が機能しません。
そもそも正常に起動しない、ということも起こります。
全てのケーブルをしっかりと接続出来ているか確認します。
ケーブル類を全て接続したら…
次に本体左右のプレートを…
所定の位置にセットします。
ネジ穴を確認して…
全てのネジを留めます。
左右のプレートをネジ留めしたら…
次は本体周辺の枠です。
位置を合わせて…
ネジ留めします。
最後は液晶画面を基板に接続する作業です。
4本のケーブルを全て…
基板に接続します。
ツメを倒してしっかりと固定します。
画面を接着する前にまずは起動確認を行います。
この状態で電源ボタンを長押しすると…
この通り「Surface」の文字が出てきました!
そのまま待っていると…
ホーム画面まで進んで、充電も問題ないことが確認出来ました。
画面表示やタッチ操作など、一切問題ありません。
ここまで確認出来たら、画面の縁に元々付いている粘着テープを綺麗に除去します。
粘着テープを貼り直したら画面を接着して…
修理完了です!
Surface Pro2は分解に慣れていても、バッテリー交換にかなりの時間を要します。
分解難易度が高いからか、Surface Pro2のバッテリー交換を受けている修理店は多くありません。
郵送修理ポストリペアなら対応可能ですので、バッテリー劣化でお困りならぜひ当店へご連絡くださいませ!
関連記事はこちら
Surface Pro3のバッテリー交換が安い!画面が浮いた症状をデータそのまま改善!
カテゴリー
修理のご依頼はこちら!
スマホ・タブレット・ガラケーなど様々な端末を安く早く安全に修正いたします!