Lenovo IdeaPad Duet Chromebook(CT-X636F)という、Amazonで大人気の端末の画面交換修理ご依頼を頂きました!
タブレットのように起動が早く、パソコンのように使えるということで愛用されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなLenovo IdeaPad Duet Chromebookの画面が割れてしまったそうです。
WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2021年06月03日
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook(CT-X636F)という、Amazonで大人気の端末の画面交換修理ご依頼を頂きました!
タブレットのように起動が早く、パソコンのように使えるということで愛用されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなLenovo IdeaPad Duet Chromebookの画面が割れてしまったそうです。
画面の右側に亀裂が入っています。
画面の縁をよく見てみると…
このように一部ガラスが無くなって縁が剥き出しになっています。
当店の画面交換ではこのように無くなってしまったガラスの縁まで綺麗に元通りになります!
画面交換により以下の症状が全て改善します。
・画面が粉々に割れていらり穴が空いている
・液漏れや線が入るなどの液晶表示異常
・誤動作やタッチ切れなどのタッチ操作異常
それではLenovo IdeaPad Duet Chromebookの画面交換修理作業を行います。
①画面を剥がす
【使用する工具】
ヒートガン(設定温度250度)
クラフトナイフ(平刃)
ピック
ヘラ
プラスドライバー
分解前の基本、まずは電源を落とします。
ロック画面の端の「終了」ボタンを押すか、電源ボタン長押しの「電源を切る」を押してシャットダウンします。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookの画面は縁に強力に接着されています。
なので剥がすにはヒートガンを使います。
温風を画面の縁に当てて粘着を弱め…
クラフトナイフを挿して隙間を作ります。
出来た隙間に…
ピックを挟みます。
ピックを挟めたらクラフトナイフを抜き、ピックから離れた箇所に…
温風を当てます。
こうして粘着を弱めて…
ピックをスライドさせます。
この作業を画面1周行います。
画面の粘着を取れれば…
画面を浮かせることが出来ます。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookはプラスチック製の縁に画面が接着されています。
画面の粘着が残ったまま無理に持ち上げると縁が変形してしまうので注意が必要です。
粘着が残っていたらヒートガンで温め直したりハサミで切ることで画面を持ち上げることが出来ます。
粘着を全て取れていればこのように画面を開いて分解することが出来ます!
②バッテリーコネクタを取る
分解してまず行うべきはバッテリーコネクタを取る作業です。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookのバッテリーコネクタは銀板で固定されています。
2本のプラスネジで固定されているので…
どちらのネジも外します。
2本とも長さも太さも同じです。
ネジを取れたら…
銀板を取り出します。
後はプラスチック製のヘラを使って…
バッテリーコネクタを外します。
これで絶縁処理が出来たので作業中に基板がショートしてしまう心配はありません。
③画面を取り出す
次は画面を取り出す作業です。
画面と基板は…
この1本ケーブルで繋がっています。
ケーブルはバッテリーコネクタと同じように銀板で固定されています。
こちらのネジも外します。
2本ともプラスネジです。
ネジを外したら…
銀板を外します。
プラスチック製のヘラをコネクタに引っ掛けて持ち上げることで…
このように外すことが出来ました。
画面パーツの取り出し完了です!
④粘着を貼り替える
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookの画面パーツは本体フレームに接着されているのですが、画面を剥がすと粘着テープが残っています。
画面を剥がした後は粘着力は皆無で、触ってもベタベタしていません。
別の箇所にも同じように粘着テープが残っています。
これらを全て剥がし、新品の粘着テープに貼り替えます。
まずは粘着テープを1周綺麗に除去します。
ヘラやクラフトナイフを使って削ぐようにすると…
このように綺麗に除去できます。
1周全ての粘着テープを除去出来たら新品の粘着テープに貼り替えます。
⑤ケーブルを移植する
次に画面パーツに付いているケーブルを移植する作業です。
元々の画面には…
画面と基板を接続するケーブルが付いています。
新品の画面パーツにはこのケーブルが付いていないので移植する必要があります。
絶縁テープが貼ってあるので剥がします。
ケーブルは白いツメによって固定されています。
このように寝ているのが固定されている状態です。
ピンセットやヘラを使って…
ツメを起こします。
これで固定が解除されました。
後は引き抜くだけです。
ケーブルを引き抜いたら…
新品の画面パーツに挿し替えます。
ケーブルを挿したらツメを寝かせて固定し…
絶縁テープを貼って固定します。
これでケーブル移植完了です。
⑥動作確認を行う
これで画面を基板に接続する準備が整いました。
基板と画面パーツを接続します。
コネクタを付ける作業にはコツがあります。
ズレた箇所でコネクタを押し付けると破損します。
しっかりと位置があっているか確認してからぐっと押し込みます。
画面パーツのコネクタを付けられたら…
バッテリーコネクタを付けます。
ちなみに、画面パーツよりバッテリーの方がコネクタをつけにくいです。
画面を接着する前に画面パーツの動作確認を行います。
この状態で電源ボタンを押すと…
無事電源が入って操作することが出来ました!
液晶表示やタッチ感度に全く問題ないようです。
それにしてもやはり起動がとても早く、全くストレスを感じません。
電源を完全に切った状態から10秒もかからず操作できるようになります。
保存データの容量やOSのバージョンにもよるのでしょうが、iPadより起動は早く感じました。
⑦本体を組み上げる
画面パーツの動作確認が出来たら本体を組み上げます。
まずは画面パーツのコネクタの銀板をセットします。
プラスネジ2本で固定します。
次はバッテリーコネクタです。
画面パーツと同じように銀板をセットします。
正しい位置にセット出来たら…
ネジで固定します。
この2か所の銀板をセット出来たら画面パーツを閉じます。
粘着テープがしっかりと画面パーツを固定すれば…
これでLenovo IdeaPad Duet Chromebookの画面交換修理完了です!
ちなみに、当店では壊れてしまった画面パーツの交換のみを行うので、本体内部のデータ領域には一切触れません。
もし液漏れなどで本体内部の操作が一切できない状態でもデータを失うことなく修理出来ます!
今回のように画面が割れてしまったり、液漏れしてしまったりとLenovo IdeaPad Duet Chromebookの故障でお困りの際は郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
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