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修理実績

これまでに行った修理についてご紹介します。

iPod nano 第6世代のボタン修理が安い!押した感触が無い症状が改善!

iPod nano 第6世代の電源ボタン陥没修理

iPod nano 第6世代の電源ボタンが陥没したようで、押しても反応しなくなったとご相談を頂きました。

 

iPod電源ボタン修理料金表

 

実際の本体で確かめてみると…

押した感触が無くなってしまったiPod nano 第6世代の電源ボタン

押した感触が全くありません。

 

iPod nano 第6世代では度々この症状でご依頼を頂きます。

 

今回は電源ボタンのご依頼でしたが、音量ボタンでも同様の症状が起こります。

 

 

 

郵送修理ポストリペアなら電源ボタンも音量ボタンも難なく修理出来ますのでぜひお任せください!

 

ということで、今回はiPod nano 第6世代のボタン修理について解説させて頂きます!

 

 

iPod nano 第6世代電源ボタン修理


【使用する工具】

ヒートガン(設定温度250度)

クラフトナイフ(平刃)

プラスネジドライバー

ヘラ

粘着テープ

 

iPod nano 第6世代は画面と本体が強力に接着されているのですが、分解するには画面を剥がさないといけません。

 

分解に慣れていないと、画面を剥がす際にガラスが割れてしまったり液晶が損傷する可能性があるので修理難易度は高めです。

 

それでは作業開始です!

 

 

①画面を持ち上げる


画面を剥がすにはヒートガンが必須と言えます。

画面に温風を当てているiPod nano 第6世代

画面に温風を当てて粘着を弱めます。

 

ある程度粘着が弱くなったら…

画面にクラフトナイフを挿したiPod nano 第6世代

クラフトナイフを画面を本体フレームの間に挿します。

 

このように隙間を作れたら…

画面と本体の隙間にピックを挟んだiPod nano 第6世代

ピックを挟みます。

挿したクラフトナイフを抜いたiPod nano 第6世代

挿していたクラフトナイフを抜いて…

画面に更に温風を当てているiPod nano 第6世代

画面に更に温風を当てます。

 

粘着を弱めては…

挟んだピックをスライドさせているiPod nano 第6世代

ピックをスライドさせて粘着を切る、という作業を繰り返します。

 

画面一周の粘着を切ることが出来たら…

画面を持ち上げているiPod nano 第6世代

画面を持ち上げることが出来ます。

 

 

②画面パーツを取り出す


画面を開くと…

画面を開いたiPod nano 第6世代

本体内部は銀板に覆われています。

iPod nano 第6世代本体内部のネジ

銀板は2本のネジで固定されています。

iPod nano 第6世代内部の銀板を固定しているのはプラスネジ

ネジの形状はプラスです。

ネジを外しているiPod nano 第6世代

ドライバーを使ってどちらのネジも外します。

本体内部のネジの大きさが違うiPod nano 第6世代

2本のプラスネジは長さも太さも違います。

 

ネジ留めの際は間違わないよう注意が必要です。

 

ネジを外すと…

本体内部の銀板を取り出したiPod nano 第6世代

このように銀板を取り出すことが出来ます。

 

画面パーツは本体フレームに引っ掛かるように取り付けられています。

 

このままでは大きく開けないので…

画面を引っ張っているiPod nano 第6世代

このように斜めに引っ張って本体フレームから浮かせます。

iPod nano 第6世代の画面パーツコネクタ

画面パーツは2つのコネクタで基板に接続されています。

画面パーツコネクタにヘラを引っ掛けているiPod nano 第6世代

コネクタにヘラを引っ掛けて…

画面パーツコネクタの片方を外したiPod nano 第6世代

持ち上げることで外せます。

 

もう片方も同じように…

もう一方の画面パーツコネクタにヘラを引っ掛けているiPod nano 第6世代

ヘラを引っ掛けて…

もう片方のコネクタも外したiPod nano 第6世代

外します。

 

これで画面パーツコネクタを2本どちらも外せました。

画面パーツを取り出したiPod nano 第6世代

コネクタを外すことで画面パーツを取り出すことが出来ます。

 

 

③電源ボタンケーブルを引っ張り出す


iPod nano 第6世代は電源ボタンケーブルが本体フレームに固定されています。

バッテリーと本体の間にヘラを挿したiPod nano 第6世代

バッテリー上に収納されているので、まずはバッテリーにヘラを引っ掛けて…

バッテリーを持ち上げたiPod nano 第6世代

持ち上げます。

 

次にネジを外します。

iPod nano 第6世代の画面パーツと本体フレームを接着する粘着テープ

本体フレームに貼られた粘着テープを剥がすと…

画面パーツを接着する粘着テープを剥がしているiPod nano 第6世代

ネジが4本出てきました。

 

このネジで電源ボタンと音量ボタンのケーブルが固定されています。

本体フレームに留まっているネジを外しているiPod nano 第6世代

ネジを外して…

iPod nano 第6世代本体内部の絶縁テープ

矢印部分の絶縁テープを剥がします。

本体内部のネジを外したiPod nano 第6世代

ちなみに、電源ボタンと音量ボタンを固定した4本のネジは全て同じ長さ、同じ太さです。

 

ネジを外して絶縁テープを剥がせたら…

本体内部の金具を取り出しているiPod nano 第6世代

ケーブルを引っ張ります。

 

強く引っ張り過ぎると簡単に断線するので要注意です。

 

 

④ボタンを修理する


ここでボタンが押せなくなってしまう原因を解説します。

 

正常なボタンは…

音量ボタンは正常な状態のiPod nano 第6世代

このように黒い突起が中央にあります。

 

この突起が押されることでボタンが反応しています。

 

対して今回壊れてしまった電源ボタンを見てみると…

iPod nano 第6世代の電源ボタンの故障の原因を説明している

黒い突起がズレてしまっています。

 

これにより厚みが足りず、ボタンを押した感触が無くなっている、ということです。

 

ちなみにこの黒い突起は…

電源ボタンが壊れてしまったiPod nano 第6世代の突起

極細ピンセットの先ほどしかありません。

 

米粒より遥かに小さいです。

 

この突起を中央に固定すればボタンを使用出来るよう改善させることが出来ます。

接着剤を塗布しているiPod nano 第6世代

本来突起があるべき場所に極々少量の接着剤を塗布します。

 

少しでも塗り過ぎるとボタンは完全に押せなくなります。

 

この作業にはかなりの慣れが必要です。

接着剤がしっかりと塗布出来たiPod nano 第6世代

中央部分に塗布出来たら…

突起をつけようとしているiPod nano 第6世代

ピンセットを使って突起部分を元の位置に固定します。

 

これもかなり繊細な作業です。

突起を固定出来たiPod nano 第6世代

この通り、正常な位置にしっかりと固定出来ました。

 

念のため、絶縁テープでも固定しておきます。

 

これでボタンが陥没する故障は今後ほぼ起こり得ません

 

 

⑤押した感触を確かめる


本体をある程度組み上げて動作確認を行います。

金具を戻そうとしているiPod nano 第6世代

取り出した電源ボタンケーブルを…

金具を元に戻したiPod nano 第6世代

元の位置に戻します。

 

位置を合わせて…

外したネジを元通り留めているiPod nano 第6世代

ネジ留めします。

 

これで電源ボタンケーブルを固定出来たので…

押した感触を確かめているiPod nano 第6世代

押した感触を確かめます。

 

作業前は全く押した感触が無かったのですが、しっかりとカチカチと押せるようになりました。

 

 

⑥本体を組み上げる


それではこのまま本体を組み上げていきます。

本体内部のテープを元通り貼り直しているiPod nano 第6世代

電源ボタンケーブルを絶縁テープで覆い…

本体にバッテリーをセットしたiPod nano 第6世代

バッテリーを元の位置にセットします。

コネクタが留まっていないiPod nano 第6世代

画面パーツコネクタの位置を合わせて…

画面パーツコネクタを基板に接続したiPod nano 第6世代

2本とも接続します。

 

画面を接続出来たら…

電源ボタンを長押ししたiPod nano 第6世代

電源ボタンを長押しして起動するか確認します。

電源ボタンが使用出来て起動するようになったiPod nano 第6世代

この通り、リンゴマークが出て…

動作確認を行っているiPod nano 第6世代

ホーム画面まで進みました。

 

タッチ操作にも異常なく、ボタン類も全て使用できます。

画面パーツを本体にセットしたiPod nano 第6世代

画面のケーブルを本体内部にセットして…

銀板を本体にセットしているiPod nano 第6世代

銀板をセットします。

銀板の位置を合わせているiPod nano 第6世代

ネジ穴を見て銀板に位置を合わせて…

銀板をネジ留めしているiPod nano 第6世代

ネジで固定します。

 

後は画面と本体フレームの粘着テープを貼り替えて…

画面を本体フレームに接着しているiPod nano 第6世代

画面をしっかりと接着します。

 

iPod nano 第6世代は画面が浮きやすいので強力な接着を使用します。

 

画面を接着出来たら…

電源ボタン修理が完了したiPod nano 第6世代

電源ボタンケーブル修理完了です!

 

同じ要領で音量ボタンも修理することも出来ます。

 

今回の故障はご相談を頂く機会が非常に多いです。

 

郵送修理ポストリペアでは豊富な修理実績がございますので、お困りならぜひご相談くださいませ!

 

 

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