iPad 第9世代の充電口交換料金等解説!郵送修理ポストリペアなら最短2日でお手元にお返し!
iPad 第9世代の充電が出来なくなったと修理ご依頼を頂きました。
1.iPad第9世代について
モデル番号:A2602 / A2603 / A2604 / A2605
発売日:2021年9月24日
発売時本体価格:39,800円~
画面の大きさ:10.9インチ
2.修理料金について
郵送修理ポストリペアでのiPad 第9世代の充電口交換修理料金は以下の料金表をご確認ください。
iPad修理料金表
修理料金には消費税・パーツ代・作業代・返却時の送料が含まれています。
iPad 第9世代の充電口パーツにはスピーカーのケーブルが挿さる構造になっています。
充電口パーツを仲介して基板にスピーカーが接続されているので、
スピーカーに何かしらの異常がある場合は充電口交換することで同時に改善が望めます。
3.修理日数の目安
iPad 第9世代の充電口交換修理の際、お預かりする平均的な日数は1~3日といったところです。
お急ぎの場合は、こちらで受け取ったその日に修理を終えて返送まで可能です。
基本的には受け取った順番に修理対応しておりますので、お急ぎの場合は事前にお知らせ頂ければと思います。
返却は基本的にレターパックプラスにて行っております。
レターパックプラスは速達扱いなので、大体の地域には発送した翌日か翌々日に届くようです。
ただ、iPad第9世代にはバッテリーが含まれているので航空便ではなく陸送や船便になります。
沖縄や離島の場合はもう少し余分に日数がかかるようです。
4.修理時の破損について
iPad 第9世代を分解するには表面ガラスを内部の液晶を剥がす必要があります。
専用の工具があり、更にはある艇の分解経験が無いと、
分解の際にガラスや液晶を損傷させてしまう恐れがあります。
もし万が一当方での作業中にガラスや液晶を損傷させてしまった場合は、
破損箇所に関しては無料で交換させて頂きます。
ただ上記のような例は今まで一件もございませんので、
どうかご安心頂ければと思います。
5.ご依頼/ご相談について
iPad 第9世代の充電口交換修理のご依頼頂ける場合、
またはご相談は以下からお問合せください。
iPad 第9世代の修理に関すること以外にも、
発送方法等、何でも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
お返事は土日祝日問わず24時間以内に行います。
お問い合わせ頂いてから24時間お返事が来ない場合は、
当方からの連絡が迷惑メールフォルダに入ってしまっている可能性もあります。
その際はお手数ですが別のアドレスからお問合せ頂くか、
042-851-8317にお電話頂ければ幸いです。
特に3大キャリア(docomo/au/Softbank)のアドレスは弾かれやすいようです。
6.修理風景の紹介
実際にお送り頂いたiPad 第9世代の充電確認を行います。
本当に充電反応が全くなければ作業開始です!
①ガラスパーツを開く
それでは早速分解します。
iPad 第9世代は本体フレームにガラスパーツが強力に接着されています。
このまま開けようとすると確実に割れるので…
専用のヒートガンで粘着を弱くします。
ある程度熱が加わったら本体フレームとガラスパーツの隙間に…
クラフトナイフを挿します。
ガラスを温め足りないとこの時点で割れます。
iPadのガラスパーツは非常に繊細です。
クラフトナイフを挿したら更に温風を当てて、
出来た隙間を広げたら…
クラフトナイフをピックに挿し替えます。
ピックを隙間に挟んだら…
ガラスに更に温風を当てます。
ヒートガンで粘着を弱めて…
ピックを少しスライドさせて、という作業を繰り返します。
粘着を切ることで…
この通り少しずつ元上げられます。
焦って持ち上げ過ぎると簡単に割れるので要注意です。
粘着を全て切ると…
このようにガラスパーツを90度ほど開くことが出来ます。
②液晶画面を取り出す
iPad 第9世代のガラスの下にはすぐ液晶画面が収まっています。
触れると指紋が残ってしまうので、触れないよう注意します。
iPad 第9世代の液晶画面は…
四隅がネジで固定されています。
ネジの形状は全てプラスです。
全てのネジを…
ドライバーを使って外します。
合計4本のネジを外すと…
液晶画面を持ち上げることが出来ます。
iPad 第9世代の液晶画面は本体フレームに軽く接着されています。
強引に持ち上げると損傷するので要注意です。
慎重に…
90度近くまで起こします。
液晶画面のケーブルを確認すると…
銀板で基板に固定されています。
合計3点のプラスネジで固定されているので…
液晶画面のコネクタが出てきます。
プラスチック製のヘラを使って…
コネクタを外します。
これでiPad 第9世代の液晶画面を取り出すことが出来ました。
③ガラスパーツを取り出す
次はガラスパーツを取り出す作業です。
iPad 第9世代のガラスパーツは合計3点基板に接続されています。
まずはホームボタンケーブルです。
絶縁テープが貼ってあるので…
剥がすとコネクタが出てきます。
ツメを起こして固定を解除したら…
ピンセットを使って引き抜きます。
次はガラスパーツのコネクタ2つです。
プラスチック製のヘラを使って…
どちらのコネクタも外します。
合計3か所のコネクタを外すことで…
ガラスパーツを基板から取り出すことが出来ました。
ガラスパーツの内側に触れると指紋跡が残るので注意が必要です。
④基板を取り出す
iPad 第9世代の充電口パーツは基板の裏にはんだ付けされています。
なので当然、充電口パーツを交換するには基板を取り出す必要があります。
iPad 第9世代の基板には無数のコネクタ類が接続されています。
まずは上部です。
・電源ボタン
・音量ボタン
・内カメラ
・外カメラ
・アンテナ
・イヤホンジャック
・明度感知センサー
・近接センサー
これらのコネクタを全て外さないといけません。
コネクタは銀板で固定されているので…
銀板のネジを外して取り出します。
銀板を取り出したら…
コネクタ類が出てきました。
全てのコネクタをヘラを使って…
外します。
外し忘れた状態で基板を取り出そうとするとケーブルが断線します。
注意が必要です。
本体上部のコネクタを外せたら次は下部です。
下部にも複数のコネクタが接続されています。
まずはパーツを固定しているネジを…
全て外します。
ネジを外したら次はコネクタです。
・SIMトレイ
・アンテナ
・スピーカー
これらのコネクタを…
全て外します。
コネクタ類とネジを外したらいよいよ基板を持ち上げる作業です。
iPad 第9世代は基板が強力に本体フレームに接着されています。
このまま強引に持ち上げようとすると基板が損傷します。
基板と本体フレームの間に…
ヘラを使って粘着を少しずつ切ります。
粘着剥がしを吹きかけてはヘラで粘着を切る、
という作業を繰り返すことで…
基板を取り出すことが出来ました。
⑤充電口パーツを取り出す
iPad 第9世代の充電口パーツの接点は…
絶縁テープに覆われています。
ピンセットを使って…
絶縁テープを剥がします。
これで接点が確認出来ます。
iPad 第9世代の充電口パーツを取り出すにははんだ小手が必須です。
故障した充電口パーツを取り出します。
⑥新品の充電口パーツをはんだ付けする
充電口パーツを取り出した接点部分を確認してみると…
元々のはんだや粘着が残っています。
これでは新品の充電口パーツを綺麗にはんだ付け出来ません。
フラックスや洗浄液などを使って…
基板の接点部分をクリーニングします。
クリーニング後の状態が…
こちらです。
これで新品の充電口パーツをはんだ付け出来ます。
正しい位置にセットします。
1mmのズレもなくセット出来たら…
はんだ小手を使って接続します。
⑦充電確認をする
はんだ付けし終わったら…
同じように接続します。
では正常に充電出来るか確認します。
充電器を挿すと…
充電が溜まって起動時のリンゴマークが出てきました。
ある程度経ってから確認すると…
しっかりと充電反応が出て充電も溜まっていました。
動作確認も行いましたが問題ありませんでした。
⑧本体を組み上げる
液晶画面のコネクタを固定するために…
銀板をセットします。
ネジ穴を確認してズレてなければ…
しっかりとネジ留めします。
液晶画面も元通り本体フレームにセットして…
四隅をしっかりとネジ留めします。
iPad 第9世代はガラスと液晶が別々のパーツなので…
液晶上に埃が残ってしまいます。
液晶に触れると跡が残るのでエアダスターを使って…
全て除去します。
液晶上に埃が無いことを確認したらガラスパーツを閉じます。
ガラスパーツをしっかりと接着したら…
これでiPad 第9世代の充電口交換修理完了です。
所要時間は約60分程度といったところです。
郵送修理ポストリペアではiPadの充電口交換ご依頼も多く頂きます。
当店の修理なら内部のデータが消えてしまう恐れもありませんのでどうかご安心頂ければと思います。
それではiPad 第9世代の充電口故障でお困りならぜひお気軽にご連絡くださいませ!
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