MacBook Pro 13インチ(2016年)のバッテリー交換方法解説!バッテリーアイコンにビックリマークに表示される症状が改善!
MacBook Pro 13inch 2016年(A1706)の画面上のバッテリーアイコンにビックリマーク表示され、
充電ケーブルを抜いたら即電源が落ちる、ということで修理のご相談を頂きました。
1.修理費用について
郵送修理ポストリペアではMacBook Pro 13inch(2016)のバッテリー交換修理料金を19,580円(税込)で承っております。(2024年1月28日時点)
ただ修理料金はパーツ価格等によって変動します。
最新の修理料金は以下の料金表をご確認くださいませ。
MacBook修理料金表
修理費用には消費税・パーツ代・作業代・返却時の送料が含まれています。
2.修理時の注意点
MacBook Pro 13inch(2016)のばってりーは非常に強力に本体フレームに接着されています。
強引に剥がそうとするとバッテリーに穴が空きます。
リチウムイオンバッテリーに穴が空くと発火・破裂してしまいます。
修理経験の無い方のバッテリー交換作業は非常に危険です。
3.修理風景の紹介
それでは実際にお送り頂いたMacBook Pro 13inch(2016)の状態を確認します。
まず、電源ボタンを長押ししても起動しません。
そこで充電ケーブルを接続して起動させてみると…
この通りバッテリーアイコンの中にビックリマークが表示されています。
通常、バッテリーアイコンの中には電池残量が表示されています。
ある程度充電した後に充電ケーブルを抜いてみると…
即電源が落ちます。
これは相当バッテリー劣化が進んだ際に起こる症状です。
今回お送り頂いたMacBook Pro 13inch(2016)のモデル番号は…
「A1706」でした。
非常に話題になったTouchBarが搭載されている機種ですね。
それでは早速分解開始です!
①背面パネルを取り出す
MacBook Pro 13inch(2016)は背面パネルから分解していきます。
MacBook Pro 13inch(2016)の背面パネルは…
星ねじです。
iPhoneの星ネジより一回り大きなサイズです。
専用のドライバーを使って…
全てのネジを外します。
取り外してネジを確認してみると…
大きさが違うことが分かります。
どこにどのネジが留まっていたか分かるようにしておく必要があります。
ネジを全て外したら…
背面パネルを持ち上げます。
MacBook Pro 13inch(2016)の背面パネルはネジに加えて…
本体内部、赤丸部分も固定されています。
この部分の固定もヘラを使って外します。
固定が外れたら…
更に背面パネルを持ち上げられます。
しっかりと隙間が出来たら…
背面パネルを下にスライドさせます。
引っ張ってツメを外すことで…
本体フレームから背面パネルを取り出すことが出来ました。
②ケーブル類を外す
MacBook Pro 13inch(2016)のバッテリーは…
本体下部に収まっています。
本体内部約半分を占めています。
MacBook Pro 13inch(2016)のバッテリー上にはケーブルが通っています。
このままではバッテリーの取り出しが非常に困難なので外します。
こちらのケーブルは…
プレートで基板に固定されています。
このプレートを固定しているのは…
背面パネルを留めていたネジとは別の形状です。
トルクスネジといって、六角のような形をしています。
こちらも専用のドライバーを使って…
ケーブルを固定したプレートを取り出すことが出来ます。
プレートを取り出したら…
コネクタを外します。
このケーブルはバッテリー上に接着されています。
ケーブルを断線させないように…
慎重に引っ張って剥がします。
次にバッテリーコネクタを外す作業です。
MacBook Pro 13inch(2016)のバッテリーには基板が付いています。
バッテリー基板は…
絶縁テープで覆われています。
絶縁テープは簡単に接着されているので…
ピンセットを使って剥がします。
バッテリーコネクタは…
絶縁テープで覆われています。
こちらもピンセットを使って…
剥がします。
MacBook Pro 13inch(2016)のコネクタは基板にツメで固定されています。
プラスチック製のヘラを使って…
トルクスネジで固定されています。
こちらも専用のドライバーを使って…
全て外します。
これで外すべきコネクタやネジは全て外しました。
③バッテリーを取り出す
次はバッテリーを剥がす作業です。
先述の通り、MacBook Pro 13inch(2016)のバッテリーは本体フレームに非常に強力に接着されています。
強引に取り出そうとするとバッテリーが変形して発火します。
かなり慎重に作業を進める必要があります。
当店では粘着剥がしを使って…
少しずつ慎重に粘着を切っています。
バッテリーを持ち上げると…
この通りバッテリーほぼ全面に粘着テープが貼られていることが分かります。
バッテリーを固定している粘着を全て剥がせたら…
MacBook Pro 13inch(2016)本体から劣化したバッテリーを取り出すことが出来ました。
④本体を組み上げる
劣化したバッテリーを取り出せたら…
新品のバッテリーを本体フレームにセットします。
しっかりと接着出来たら…
バッテリー基板をネジ留めします。
ネジ留め出来たら…
バッテリー上のケーブルを接続します。
ケーブルを接続出来たらプレートをセットして…
ネジで固定します。
バッテリーコネクタも同じように…
ツメを倒して固定します。
バッテリー基板を絶縁テープで覆ったら背面パネルをセットします。
MacBook Pro 13inch(2016)の背面パネルには…
この通りツメが付いています。
これを本体フレームに引っかかるように…
スライドさせます。
ツメがしっかりと引っ掛かったら…
中央部分のツメをしっかりと押し込みます。
パチッと音がして背面パネルと本体フレームに隙間が無いことを確認したら…
星ねじを全て留めます。
これで組み上げ完了です!
それでは起動テストを行います。
電源ボタンを長押しするとしっかりと起動しました!
そしてバッテリーアイコンを確認してみると…
この通り充電残量が表示されています!
しっかりと充電が溜まることも確認しました。
これでMacBook Pro 13inch(2016)のバッテリー交換修理完了です!
4.ご依頼/ご相談について
MacBook Pro 13inch(2016)のバッテリー交換修理ご依頼頂ける場合、
またはご相談は以下からお問合せください。
MacBook Pro 13inch(2016)の修理に関すること以外にも、
発送方法等、何でも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
お返事は土日祝日問わず24時間以内に行います。
お問い合わせ頂いてから24時間お返事が来ない場合は、
当方からの連絡が迷惑メールフォルダに入ってしまっている可能性もあります。
その際はお手数ですが別のアドレスからお問合せ頂くか、
042-851-8317にお電話頂ければ幸いです。
特に3大キャリア(docomo/au/Softbank)のアドレスは弾かれやすいようです。
郵送修理ポストリペアならMacBookシリーズの修理対応も可能です。
お近くに修理店がない、近くの修理店では修理費用が高額など、
お困りでしたらぜひ郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
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