iPod Touch 第6世代バッテリー交換料金等解説!郵送修理ポストリペアなら最短中1でお手元へお返し可能!
iPod Touch6(モデル番号:A1574)の画面が浮いてホームボタンが沈んでいるとご相談を頂きました。
典型的なバッテリー膨張の症状なので、
バッテリーを新品に交換することで上記の症状は改善可能です。
1.修理費用について
郵送修理ポストリペアではiPod Touch 第6世代のバッテリー交換修理を6,578円(税込)で承っております。(2024年1月26日現在)
修理費用には消費税・パーツ代・作業代・返却時の送料が含まれています。
ただ修理費用はパーツ代などによって変動します。
最新の修理費用については以下の料金表をご確認ください。
iPodバッテリー交換料金表
iPod Touch 第6世代はバッテリーが膨張することで画面が浮くので、
ホームボタンが非常に押しにくくなります。
ホームボタンの凹みもバッテリー膨張が原因なら、
バッテリー交換することで同時に改善させることが出来ます。
その場合、もちろん追加費用は頂きません。
2.修理日数の目安
iPod Touch 第6世代のバッテリー交換修理の際、お預かりする平均的な日数は1~3日といったところです。
お急ぎの場合は、こちらで受け取ったその日に修理を終えて返送まで可能です。
基本的には受け取った順番に修理対応しておりますので、お急ぎの場合は事前にお知らせ頂ければと思います。
返却は基本的にレターパックプラスにて行っております。
レターパックプラスは速達扱いなので、大体の地域には発送した翌日か翌々日に届くようです。
ただ、iPod Touch 第6世代にはリチウムイオンバッテリーが含まれているので航空便ではなく陸送や船便になります。
沖縄や離島の場合はもう少し余分に日数がかかるようです。
3.修理時の注意点
iPod Touch 第6世代は画面側から分解します。
分解に慣れていないとガラスや液晶画面を破損させる恐れがあります。
更に、バッテリーを取り出すにははんだ作業が必須です。
バッテリーの接点を剥がす際に基板側の接点まで剥がれてしまった場合、
基板修理を行わないと起動させることが出来ません。
もし万が一、当店での作業途中にパーツや基板を破損させてしまった場合、
無償で破損箇所を修理させて頂きます。
ただ郵送修理ポストリペアではiPod Touch 第6世代のバッテリー交換に限っても、
2,000件を超えるほど修理実績がございます。
上記のようなパーツや基板の破損は今までに例がないので、
どうかご安心頂ければと思います。
4.ご依頼/ご相談について
iPod Touch 第6世代のバッテリー交換修理ご依頼頂ける場合、
またはご相談は以下からお問合せください。
iPod Touch 第6世代の修理に関すること以外にも、
発送方法等、何でも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
お返事は土日祝日問わず24時間以内に行います。
お問い合わせ頂いてから24時間お返事が来ない場合は、
当方からの連絡が迷惑メールフォルダに入ってしまっている可能性もあります。
その際はお手数ですが別のアドレスからお問合せ頂くか、
042-851-8317にお電話頂ければ幸いです。
特に3大キャリア(docomo/au/Softbank)のアドレスは弾かれやすいようです。
5.修理風景の紹介
iPod Touch 第6世代は音楽を聴く、アプリを楽しむ以外にも、
例えば法人様で在庫管理や勤怠管理に使用されていたりと、今でも高い人気を誇っています。
iPodのバッテリーにも寿命があり、数年使用していると劣化して使用できる時間が短くなります。
寿命を過ぎた状態で使用しているとバッテリーが膨張して画面が浮いてしまったり、
電源が入らなくなってしまったりと様々な不具合が発生します。
それでは作業開始です!
iPod Touch 第6世代バッテリー交換
先述の通り、バッテリーは寿命を迎えることで膨張し始めます。
膨張を放置すると…
徐々に画面を押し上げ始めて、ガラスと本体フレームの間に隙間が出来始めます。
これは膨張したバッテリーに画面が内部から押し上げられているということです。
反対側も…
このように隙間が出来ていました。
iPod Touch 第6世代は画面が持ち上げられるとホームボタンが押しにくくなります。
ホームボタンが沈んだようになっている…という方はバッテリーが膨張しているのかもしれません。
ケースを付けている方は一度外して本体を横から確認してみてください。
【使用する工具類】
ヒートガン
はんだ小手
はんだ
プラスネジドライバー
へら
ピンセット
粘着テープ
粘着剥がし
①画面を剥がす
iPod Touch 第6世代は画面側から分解します。
分解の仕方によってはガラスが割れたり内部の液晶が損傷するので要注意です!
画面パーツは赤丸部分で接着されています。
ヒートガンで接着部分を温めて隙間を作りへらを差し込みます。
出来た隙間にピックを挟みます。
ピックが入ったら少し画面を持ち上げつつ反対側の粘着部分までスライドさせます。
ホームボタンの真下は通しにくいのでピックを少し浅めに入れることをお勧めします。
粘着を剥がせたら画面を持ち上げます。
本来はフレームごと画面パーツを持ち上げたいのですが、今回はバッテリー膨張によりガラス部分だけが剥がれてしまっています。
フレームが本体側についてしまっている場合は、ヘラで赤丸部分のツメを外して持ち上げます。
ツメは画面の反対側にもあるにで1つ1つ丁寧に外します。
これでフレームごと画面パーツを持ち上げることが出来ます。
画面パーツは上部で本体基板に接続されています。
引っ張り過ぎて断線しないように注意が必要です。
②鉄板を取り出す
画面を剥がすと本体内部は鉄板に覆われています。
鉄板は全部で12個のプラスネジで固定されています。
これら全てを外すことで鉄板を取り出すことが出来ます。
ちなみに、ネジの長さは場所によって違います。
どこにどのネジが付いていたか忘れないよう注意が必要です。
12箇所全てのネジを取り外します。
隙間を作って鉄板を取り出します。
鉄板を取り出すと…
基板やバッテリーが剥き出しになりました。
本体上部に基板、中央にバッテリー、下部に充電口という順番で収まっています。
③バッテリーを取り出す
バッテリーと基板の接点は絶縁テープで覆われています。
黒い絶縁テープなのですが、ピンセットなどで剥がします。
絶縁テープを剥がすことでバッテリーの接点があらわれます。
この絶縁テープは途中で切れてしまって綺麗に剥がれないこともあります。
その時はツメやプラスチック製のへらで削るように剥がすしかありません。
この際、金属製の工具を使用するとバッテリーがショートする可能性があるのでお気をつけください。
iPod Touch 第6世代のバッテリーは基板にはんだ付けされています。
はんだを付けるためにまずはフラックスを塗ります。
ここからは難関のはんだ作業です。
バッテリーの接点にはんだを付けます。
はんだ小手の先にはんだを付けておくと接点に触れるだけではんだを盛ることが出来ます。
バッテリーの接点は合計3点です。
3点にはんだを付けられたら、左手にはんだ小手、右手にピンセットを持ちます。
バッテリーコネクタにはんだ小手を当てたままバッテリーコネクタの端をピンセットでつまみます。
後は少しずつバッテリーコネクタを持ち上げると…
このようにバッテリーコネクタを基板から剥がすことが出来ます。
バッテリーコネクタは粘着で固定されています。
あらかじめ粘着剥がしを使って粘着を弱めておくとバッテリーコネクタを剥がしやすいです。
基板の接点周辺は粘着で汚れてしまっています。
このまま新品のバッテリーを取り付けようとしても粘着によってうまく付かないことがあります。
接点洗浄液などでクリーニングするとその心配はありません。
iPod Touch 第6世代のバッテリーはシールで強固に固定されています。
そのまま取り出そうとするとバッテリーが変形して、最悪の場合発火などの恐れがあります。
バッテリーシールを引っ張って剥がして取り出せばそのような心配はありません!
本体下部に黒いシールがあります。
シールの端を剥がしてピンセットでつまみます。
慎重に引っ張ると…
このように白いシールが伸びて少しずつ剥がすことが出来ます。
非常に切れやすいので強引に引っ張ってはいけません。
バッテリーシールを切らないようにするコツはあります。
ヘラでバッテリーを少し持ち上げて、バッテリーと本体フレームの間に隙間を作ります。
こうすることでバッテリーシールへと負荷が軽減されて…
切れることなく全て引っ張り出すことが出来ます!
左右2本のバッテリーシールを剥がすことで、膨張しているバッテリーでも簡単に取り出すことが出来ます。
これでiPod Touch 第6世代のバッテリー取り出し作業完了です!
取り出したバッテリーを横から見てみると…
やはり膨張してしまっていました…。
通常のバッテリーの1.5倍くらいに膨らんでいたので画面が浮いていたのも納得です。
④新品のバッテリーを取り付ける
さて折り返しまでやってきました。
次は新品のバッテリーを基板に接続する作業です。
この作業も当然はんだ作業が必須です。
まずは新品のバッテリーを本体にセットします。
バッテリーの裏に強力な両面テープを付けます。
バッテリーの上部右側が薄くなっているので、基板の下に差し込みます。
そしてバッテリー上部左側も基板に添えて…
これでセット完了です!
バッテリーを上から押さえて両面テープをしっかりと固定させます。
ここからはんだ作業です!
取り外した時と同じように…
この3点にはんだを付けます。
基板側の接点と位置を合わせてフラックスを塗り、上からはんだ小手ではんだを付けます。
この時もはんだ小手の先にはんだを付けておけば、上から押さえるだけで簡単に接点を結合することが出来ます。
ぐっと押さえつけるようにしてバッテリーコネクタと基板の間に隙間が出来ないようにくっつけます。
3点しっかりとはんだ付け出来ました!
フレックスを使うと接点周辺が汚れています。
接点洗浄液で綺麗に拭き取っておきます。
これではんだ作業は完了です!
※はんだがついているか不安な場合はこの時点で一度電源を入るか動作確認する※
⑤本体を組み上げる
後は本体を組み上げるだけです!
まずはバッテリーの接点に絶縁テープを貼ります。
さらに上から…
元々貼ってあった黒い絶縁テープで覆います。
絶縁テープを貼り忘れると、バッテリーの接点と鉄板が触れてしまいます。
そうなるとバッテリーコネクタがショートしてしまうので絶縁テープは絶対に貼り忘れてはいけません。
絶縁テープを忘れずに貼ったら…
基板とバッテリーを覆う鉄板を取り付けます。
外したネジの場所通りネジを取り付け…
しっかりと固定します。
(それにしてもこの小さな鉄板を止めるのに12本もネジが必要だとは思えませんよね…)
全てのネジを止めたら…
画面を閉じます。
画面には上部にツメがあるのでそれをフレーム部分にひっかけるようにします。
画面を閉じられたら…
後は画面下部の粘着部分をヒートガンで温めて固定し直したら修理完了です!
これでバッテリー交換作業完了しました!
しっかりと電源が入って操作できることも確認します。
充電器を挿してみると…
しっかりと反応して充電も溜まっています。
これで1度の充電で長時間使用できるよう、電池持ちが大幅に改善しました!
iPod Touch 第6世代のバッテリー交換は決して簡単な作業ではありません。
何せはんだを使う修理なので、様々な技術を要します。
なので修理を受けているお店もそう多くありません。
そんなiPod Touch 第6世代ですが、郵送修理ポストリペアなら税込6,578円でバッテリーを新品に交換出来ます!
しかも1台当たりバッテリー交換に要する時間は約20分程度なので、迅速にお返しすることが出来ます。
今回の記事をご覧頂いて、ご自身では作業が無理そうだと判断されましたら、ぜひ郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
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