iPad mini(第6世代)の電源ボタン修理で陥没によるリンゴループがデータそのまま復活!
iPad mini(第6世代)の電源ボタンが凹んだままになってしまい、
起動させようとしてもリンゴループしてしまうとご相談を頂きました。
1.iPad mini第6世代について
モデル番号:A2567 / A2568 / A2569
発売日:2021年9月24日
発売時本体価格:59,800円~
画面の大きさ:8.3インチ
2.修理費用について
郵送修理ポストリペアでのiPad mini第6世代の電源ボタン修理料金は以下をご確認ください。
iPad修理料金表
修理費用には消費税・パーツ代・作業代・返却時の送料が含まれています。
電源ボタンが押されっぱなしになることでリンゴループしてしまったり、
充電器を挿すことでリカバリーモードに入ってしまいます。
上記の症状は電源ボタンを修理することで改善することがほとんどですので、
追加費用を頂くことはありません。
3.修理日数の目安
iPad mini第6世代の電源ボタン修理の際、お預かりする平均的な日数は1~3日といったところです。
お急ぎの場合は、こちらで受け取ったその日に修理を終えて返送まで可能です。
基本的には受け取った順番に修理対応しておりますので、お急ぎの場合は事前にお知らせ頂ければと思います。
返却は基本的にレターパックプラスにて行っております。
レターパックプラスは速達扱いなので、大体の地域には発送した翌日か翌々日に届くようです。
ただ、iPad mini第6世代にはバッテリーが含まれているので航空便ではなく陸送や船便になります。
沖縄や離島の場合はもう少し余分に日数がかかるようです。
4.修理時の注意点
iPad mini第6世代は画面を剥がして分解します。
iPad mini第6世代の画面パーツは表面ガラスと内部液晶が一体のパーツなのですが、
分解に慣れていないと剥がす際に損傷してしまう恐れがあります。
もし万が一当店での修理途中に画面やその他のパーツを損傷させてしまった場合、
損傷箇所に関しては無料で交換対応させて頂きます。
ただ上記のような例は一件もございませんので、
どうかご安心頂ければと思います。
5.ご依頼/ご相談について
iPad mini第6世代の電源ボタン修理のご依頼頂ける場合、
またはご相談は以下からお問合せください。
iPad mini第6世代の修理に関すること以外にも、
発送方法等、何でも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
お返事は土日祝日問わず24時間以内に行います。
お問い合わせ頂いてから24時間お返事が来ない場合は、
当方からの連絡が迷惑メールフォルダに入ってしまっている可能性もあります。
その際はお手数ですが別のアドレスからお問合せ頂くか、
042-851-8317にお電話頂ければ幸いです。
特に3大キャリア(docomo/au/Softbank)のアドレスは弾かれやすいようです。
6.修理風景の紹介
それでは修理風景をご紹介させて頂きます。
お送り頂いたiPad mini(第6世代)の実際の状態を確認してみると…
フレームとほぼ同じ高さになってしまっています。
電源ボタンがずっと押されている状態でして、充電ケーブルを接続すると…
この通り、リカバリーモードに入ってしまいます。
正常に起動できない状態です。
同様の症状は少なくありません。
当店ではもう何十件も修理ご依頼を頂いております。
SNSを検索しても…
同様の症状でお困りの呟きが何件もありました。
それでは今回はiPad mini(第6世代)の電源ボタン修理風景を写真付きでご紹介いたします!
iPad mini(第6世代)電源ボタン修理方法
【使用する工具】
ヒートガン
クラフトナイフ
ピック
プラスネジドライバー
ヘラ
レジン
ブラックライト
研磨ドリル
粘着テープ
①画面パーツを持ち上げる
まずは画面を剥がす作業です。
ヒートガンを使って…
画面と本体フレームとの粘着を弱めます。
ある程度温風を当てたら…
クラフトナイフを挿します。
画面と本体フレームとの間に隙間が出来たので…
後は挟んだピックの周辺に温風を当てて、粘着を弱めたらピックをスライドさせてという作業を繰り返します。
画面一周全ての粘着を切ったら…
この通り画面を持ち上げることが出来ます。
2022年8月25日現在、iPad mini(第6世代)の画面パーツは約5万円ほどします。
絶対の割らないよう要注意です。
②画面パーツを取り出す
次に画面パーツを取り出す作業です。
画面パーツコネクタは…
銀板で基板に固定されています。
銀板は合計5本のネジが留められいます。
この通り、銀板を取り出すことが出来ます。
これで画面パーツコネクタがむき出しになったので…
プラスチック製のヘラを使ってコネクタを外します。
引っ掛けて上に持ち上げることで外すことが出来ました。
一つ外すと下からもう一つコネクタが出てくるので…
この通り、iPad mini(第6世代)の画面パーツを本体から取り出すことが出来ました。
③バッテリーコネクタを外す
画面パーツを取り出せたら次はバッテリーコネクタを抜きます。
バッテリーコネクタは画面パーツコネクタのすぐ上にあります。
こちらにも先ほどと同じように…
プラスチック製のヘラを引っ掛けます。
真上に持ち上げて…
コネクタを外すことで絶縁出来ました。
これで作業中に基板やパーツがショートすることはありません。
④電源ボタンケーブルを取り出す
ではいよいよ本体上部の作業です。
iPad mini(第6世代)の本体上には無数のネジやコネクタがあります。
今までのiPadは比較的簡単に電源ボタン修理が出来ていたのですが、iPad mini(第6世代)はそうはいきません。
まずは銀板などを取り出します。
先ほどと同じように銀板がネジ留めされているので…
銀板を取り出すことが出来ます。
無数のネジやコネクタを外し…
電源ボタンケーブルを取り出すのに邪魔になるので、バックカメラパーツを取り出します。
見えてきた矢印部分が目当ての電源ボタンケーブルです。
なんとネジではなく、レジンのようなもので本体フレームに固定されています。
クラフトナイフを使って…
やっとの思いで電源ボタンを取り出すことが出来ました。
⑤本体フレームを矯正する
今回電源ボタンが陥没してしまっていたのは本体フレームの歪みが原因でした。
これではパーツ交換しても症状は改善しません。
研磨ドリルを使って、歪んでしまった本体フレームを元通りの形に戻します。
研磨し過ぎると本体フレームと電源ボタンの間に隙間が出来てしまうので要注意です。
⑥動作確認を行う
研磨が終わったら動作確認を行います。
しっかりと電源ボタンケーブルを固定して、押せる状態にします。
同じように接続します。
電源ボタンを長押ししてみると…
起動時のリンゴマークが出てきました!
そのまま待っていると…
無事ホーム画面まで進みました。
電源ボタンが正常に使用出来ることが確認出来ました。
⑦本体を組み上げる
それでは本体を組み上げます。
本体上部の複雑に入り組んだケーブルやコネクタを全て元通り…
接続してネジ留めします。
本体上部が組みあがったら次は本体下部です。
画面パーツコネクタを固定していた銀板をセットして位置を合わせ…
本体フレームの粘着テープを剥がして貼り直し、画面パーツを本体フレームにセットします。
位置を合わせて…
これでiPad mini(第6世代)の電源ボタン修理完了です!
正常に使用可能になりました。
電源ボタンが陥没してしまったら通常使用に多大な影響があります。
AppleStoreで修理するにもかなりの金額が掛かってしまいます。
郵送修理ポストリペアなら全てのiPadの電源ボタンを比較的安価で修理することが出来ます。
同じような症状でお困りの際はいつでも当店へご相談くださいませ!
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