iPad 第6世代のバッテリー交換が安い!修理風景を写真付きで解説!
目次
①画面を浮かせる
②液晶画面を取り出す
③ガラスを取り出す
④絶縁作業を行う
⑤バッテリーを取り出す
⑥起動確認を行う
⑦本体を組み上げる
iPad 第6世代のバッテリー交換ご依頼を頂きました。
iPadバッテリー交換料金表
iPad 第6世代は2017年3月に発売されているので、もう5年以上経過しています。
スマホよりバッテリー交換のサイクルは長いですが、それでも5年近く使用すると充電持ちは気になってくるかと思います。
そこで今回はiPad 第6世代のバッテリー交換修理について解説いたします!
iPad 第6世代バッテリー交換修理
【使用する工具】
ヒートガン(設定温度250度)
クラフトナイフ(平刃)
ピック
ヘラ(プラスチック製)
ヘラ(金属製)
プラスネジドライバー
粘着剥がし
両面テープ
絶縁テープ
ピンセット
エアダスター
電源をオフにしたら作業開始です!
①画面を浮かせる
iPad 第6世代は画面を剥がして分解します。
iPadのガラスは簡単に割れるので、慎重に作業しなければなりません。
クラフトナイフをガラスと本体フレームの間に挿します。
このように隙間を作ったら…
ピックから少し離れた箇所にまた温風を当てます。
このように粘着を弱めては…
挟んだピックをスライドさせる、という作業を画面一周繰り返します。
慣れないとこの作業だけで数時間掛かります。
iPadは特に角の粘着が強力で、温め足りないとピックを進めた瞬間割れます。
ガラスと本体フレームの粘着を全て切れたら…
ガラスを持ち上げます。
このままゆっくりと持ち上げて…
90度まで開けました。
ガラスを持ち上げると液晶画面が剥き出しになります。
②液晶画面を取り出す
剥き出しになった液晶画面の取り出し作業を行います。
液晶に触れると指紋の跡が残ってしまい、そう簡単に除去出来ません。
液晶には絶対触れないよう注意します。
液晶は四つ角のネジで固定されています。
ネジの形状はプラスです。
本体下部のネジは剥き出しになっているのでそのまま外します。
ピンセットを使って絶縁テープを剥がします。
ネジが出てくるので…
ドライバーでネジを外します。
4箇所の全てのネジを外せたら…
この液晶画面を持ち上げるのですが、このまま持ち上げると損傷するので注意が必要です。
液晶画面を持ち上げるにも手順があります。
このように持ち上げて液晶画面を浮かせます。
問題はもう片方です。
バックカメラ側の角は、黒い蝋のようなもので液晶画面が固定されています。
このままでは持ち上げることが出来ないので…
持ち上げます。
このように液晶画面が持ち上がったら…
90度まで開きます。
赤丸部分の鉄板で液晶画面のコネクタを固定しています。
ちなみに、iPad Air/第5世代/第6世代はこのように銀板に液晶画面のコネクタが接着されています。
③ガラスを取り出す
次に取り出すのは…
ピンセットで剥がします。
するとコネクタが出てきました。
このコネクタは矢印部分の黒いツメが倒れることでケーブルを固定しています。
起こします。
これでケーブルの固定を解除できました。
ピンセットでケーブルを引っ張り、基板から引き抜きます。
この指紋認証ケーブルは本体フレームに軽く接着されています。
上に引っ張って粘着を剥がします。
持ち上げます。
このコネクタはこのように簡単に外すことが出来ます。
外します。
これで外すべきコネクタを全て外せたので…
ガラスパーツを取り出すことが出来ました。
④絶縁作業を行う
iPad 第6世代のバッテリーの接点は…
このような形状になっています。
バッテリーの接点の上に基板が乗っています。
接点はネジで固定されているので…
外しておきます。
バッテリーの接点が触れたままだと、バッテリーを取り出す際に基板がショートする恐れがあります。
それを防ぐために、基板を浮かせて接点部分を絶縁します。
絶縁するには基板を浮かせる必要があります。
充電口パーツを覆った絶縁テープを剥がします。
するとスピーカーパーツのケーブルが出てきました。
スピーカーケーブルは充電口ケーブルに接続されています。
充電口パーツはネジで本体フレームに固定されているので…
充電口パーツは本体フレームに接着されています。
ヘラを使って粘着を剥がし…
ヘラを挿します。
このように、基板と本体フレームの粘着を剥がして少し基板が持ち上がったら…
粘着剥がしを吹きかけて…と繰り返して少しずつ基板を持ち上げます。
iPadの基板は非常に薄く、強引に持ち上げると折れてしまいます。
バッテリー側の接点に絶縁テープを貼ります。
これでバッテリーを取り出す作業中に基板がショートする恐れが無くなりました。
⑤バッテリーを取り出す
それではバッテリーを取り出す作業を行います。
ヘラを挿して、バッテリーと本体フレームとの粘着を切ります。
バッテリーを引き抜きます。
これで本体からバッテリーを取り出すことが出来ました。
本体の赤丸部分に触れることで通電しています。
⑥起動確認を行う
新品のバッテリーを本体にセットして、起動確認を行います。
新品のバッテリーの接点にも…
バッテリーの赤丸部分が本体の赤丸部分に収まるように…
接続しました。
これで接続すべきパーツは全て接続出来ています。
最後に…
バッテリーの接点部分をネジ留めし、ある程度の組み上げが完了しました。
この時点で起動確認を行います。
電源ボタンを長押しすると…
この通り、リンゴマークが出て起動しました。
そのまま待っていると…
ホーム画面まで進みました。
タッチ操作等、問題ないことを確認して…
電源を落とします。
⑦本体を組み上げる
それでは本体を組み上げます。
エアダスターを使って全て綺麗に除去します。
ちなみに、ウエスやティッシュなどで拭くと、拭き跡が残るので絶対に使用しません。
接着します。
ズレなくぴったりとガラスを接着出来ていることを確認したら…
これでiPad 第6世代のバッテリー交換修理完了です!
充電確認も行い、しっかりと溜まっています。
これでまた何年も快適にお使い頂けます。
今回ご紹介させて頂いたように、当店では長年使用されたiPadのバッテリーを安価で新品の交換できます。
買い替えるより遥かに出費を抑えられますので、充電持ちが悪く買い替えをご検討なら、ぜひ当店へご相談くださいませ!
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