WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2022年02月21日
DS Liteのタッチ操作ができなくなってしまった、ということでタッチパネル交換ご依頼を頂きました。
DS Liteは長期間放置しているとタッチパネルに異常が出やすいようです。
久々にDS lite引っ張り出して逆裁4やったら、タッチパネルの反応鈍くなっててめちゃくちゃ焦った…タッチパネル使えないとしらべられなくてEND…ﾋｴ…
— ヌン (@moco3nm) December 22, 2020
久々にDS liteでレイトンやろうとしたらタッチ反応もうダメすぎてレイトンできるような状態じゃないので今更中古DS買う予定です
— ねこ@がっきー (@_sheepwolf_h) April 12, 2020
当店ではタッチ操作異常も難なく直せます。
そこで今回はDS Liteのタッチパネル交換修理について解説させて頂きます！
DS Liteタッチパネル交換修理
【使用する工具】
ピンセット
プラスネジドライバー
Yネジドライバー
DSシリーズや3DSシリーズは背面パネルに機種名が記載されています。
この通り、nintendo DS Liteと記載されていました。
修理前に動作チェックを行います。
設定画面を進めてタッチパネルの調整をしようとしても、一切反応してくれません。
この症状はタッチパネルを交換することで改善させられるのでご安心ください。
それでは作業開始です！
①バッテリーを取り出す
まずはバッテリーを取り出す作業です。
DS Liteは背面パネルにバッテリーがセットされています。
ネジを外すと…
プラスチックカバーが浮きます。
取り出すとバッテリーが出てきました。
DS Liteのバッテリーには中央あたりに引っ掛かりがあります。
爪などを引っかけて…
バッテリーを取り出すことが出来ました。
②外装を取り出す
次に外装を取り出す作業です。
DS Liteは外装がネジで固定されています。
見える範囲に5本のネジがあります。
ネジは1種類ではなく…
プラスネジと…
Yネジがあります。
それぞれドライバーを使って外します。
ネジはこの5本だけではありません。
赤丸部分は剥がすことが出来ます。
ピンセットを使って外すと…
この通りネジが出てきました。
この部分のネジの形状はプラスです。
左右どちらもネジを外します。
これで全てのネジを外せました。
DS Liteには…
このようなダミーのゲームソフトが挿されています。
引っ張ることで取り出せました。
タッチペンも付いているので…
これも取り出します。
これで外装を取り出す準備が整いました。
すでに隙間が出来ているので…
この隙間を広げるように持ち上げます。
ゲームソフト側も浮かせることで…
この通り取り出すことが出来ました。
③下液晶画面を取り出す
外装を取り出すことで基板が剥き出しになりました。
基板は2本のネジで固定されています。
ネジの形状はプラスです。
ドライバーを使って外します。
反対側も同じように外しました。
基板を浮かせるのに外すべきネジはこの2本だけです。
赤線部分がLボタンです。
少し複雑な構造になっていますが…
持ち上げることで取り出すことが出来ます。
銀の棒やバネが挿さっていますが、絶対失くさないよう注意が必要です。
Rボタンも同じように上に持ち上げて…
取り出します。
DS Liteのタッチパネルのコネクタは…
矢印部分です。
黒いツメが倒れることでケーブルを固定しています。
ヘラを使ってツメを起こします。
これで固定を解除出来たので…
ピンセットなどでケーブルを引っ張って外します。
基板を浮かせて…
下液晶を押し上げます。
これで下液晶を取り出す準備が整いました。
下液晶もタッチパネルと同じように、ツメが倒れることでケーブルが固定されています。
爪を引っ掛けて…
このように起こします。
固定が解除されたので…
ケーブルを引き抜きます。
これで下液晶画面を取り出すことが出来ました。
④タッチパネルを剥がす
タッチパネルは…
下液晶に接着されています。
ヘラを使って剥がします。
下液晶のフレームとタッチパネルの間にヘラを挿します。
後は粘着切ることで…
タッチパネルを剥がすことが出来ました。
⑤動作確認を行う
本体をある程度組み上げて動作確認を行います。
新品のタッチパネルを下液晶に接着します。
位置を合わせて…
基板に下液晶を接続します。
ツメを倒して固定します。
タッチパネルのコネクタも同じように位置を合わせて…
接続します。
こちらもツメを倒して固定します。
この段階で動作確認を行います。
バッテリーを仮付けして…
本体を起動させました。
下液晶に触れてみると…
しっかりと反応しています！
タッチのズレも無く、症状がしっかりと改善しています。
⑥本体を組み上げる
それではこのまま本体を組み上げます。
ネジを留めて基板を固定します。
RLボタンもセットしなおします。
まずはバネの先端を本体の窪みに合わせて…
このように元の位置に戻します。
しっかりと押した感触があるかも確かめます。
反対側も同じように本体にセットしました。
外装を本体にセットして…
ぐっと押し込みます。
位置を合わせて…
ネジで固定します。
締めるネジを間違わないよう注意です。
ネジ隠しを付けて…
バッテリーをセットします。
接点を合わせて奥まで押し込みます。
プラスチックカバーをセットして…
しっかりと閉じます。
ネジ留めしたら…
ダミーのゲームソフトとタッチペンもセットします。
本体を開くと…
液晶の縁がむき出しになっています。
縁の部分は古いタッチパネルにくっついています。
剥がして…
角に合わせてセットします。
この通り、綺麗に取り付けることが出来ました。
これでDS Liteのタッチパネル交換修理完了です！
郵送修理ポストリペアならDS Liteのタッチパネル以外の箇所でも幅広く修理対応可能です。
液晶や各種ボタンなど、故障でお困りならぜひ当店へご相談くださいませ！
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