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修理実績

これまでに行った修理についてご紹介します。

Surface Bookの画面側のバッテリー交換修理!ガラスが浮いてハマグリ化も元通り!

Surface Bookの画面側のバッテリー交換修理

Surface Bookの画面側のバッテリーが膨張してしまい隙間が出来ているということで修理のご相談を頂きました。

 

Surfaceバッテリー交換料金表

 

実際の状態がこちらです。

画面と本体フレームの間に隙間が出来ているSurface Book

側面が浮いており、1cm近く隙間が出来ていました。

 

SNSで検索すると同じようにお困りの方がいらっしゃるようです。

Surface Bookは非常に高額なので、バッテリー膨張くらいで買い替えるのでは非常に勿体ないです。

 

そこで今回はSurface Book(画面側)のバッテリー交換修理について解説いたします!

 

 

Surface Book(画面側)バッテリー交換修理


【使用する工具】

ヒートガン

ピック

トルクスネジドライバー

粘着剥がし

絶縁テープ

ヘラ

粘着テープ

 

 

①画面を剥がす


Surfaceシリーズの修理を受けているお店はそう多くありません。

 

その理由が、分解の難易度です。

 

画面側から分解するのですが、粘着が非常に強力でそう簡単に剥がすことが出来ません。

 

そしてガラスが非常に薄いので非常に割れやすいのです。

 

画面パーツは高額なので、割ってしまうリスクを嫌って受け付けていない修理店が多い、ということですね。

 

その点、郵送修理ポストリペアではSurfaceシリーズの修理実績が200件以上ございます。

画面と本体フレームの間にピックを挟んだSurface Book

まずは隙間にピックを挟みます。

画面に温風を当てているSurface Book

そして温風を当てて粘着を弱め、粘着が弱くなったところまでピックを進める、という作業を繰り返します。

 

少しでも無理にピックを進めようとすると画面が割れます

 

そして温風を当てすぎると液晶が変色します

 

綺麗に分解するには高い技術力が必要です。

 

画面一種分の粘着をピックで切ることで…

粘着を切って画面を持ち上げているSurface Book

この通り、画面パーツを持ち上げることが出来ました。

 

 

②基板を浮かせる


次に基板を固定しているネジを外します。

Surface Book本体内部のネジ

Surface Bookは無数のネジで基板が固定されています。

Surface Book本体内部のネジはトルクス

ネジの形状はトルクスです。

 

一般的なプラスネジとは全く違います。

 

専用のドライバーを使って…

本体内部のトルクスネジを外しているSurface Book

全てのネジを外します。

本体内部のパーツを取り出しているSurface Book

基板を固定しているパーツを取り出し…

ネジを外して基板を持ち上げているSurface Book

このように基板を浮かせることが出来ました。

 

 

③バッテリーを取り出す


次にバッテリーを取り出す作業です。

 

Surface Bookのバッテリーの接点は…

Surface Bookのバッテリーの接点

赤丸部分です。

 

接点が剥き出しのまま作業をすると基板がショートする恐れがあります。

 

なので絶縁テープを接点部分に貼っておきます。

 

これで安心して作業を行うことが出来ます。

バッテリーの下に粘着剥がしを吹きかけているSurface Book

バッテリーと本体フレームは強力に接着されています。

 

強引に剥がすとバッテリーが傷ついて発火します。

 

粘着剥がしを吹きかけて…

膨張したバッテリーを剥がしているSurface Book

柔らかい素材のヘラを使って慎重に剥がします。

 

粘着を全て剥がすことで…

劣化したバッテリーを取り出しているSurface Book

膨張したバッテリーを取り出すことが出来ました。

 

取り出したバッテリーを新品のバッテリーと比べてみます。

膨張sいたバッテリーと正常なバッテリーを比べているSurface Book

するとこの通り、数倍の厚みにまで膨れていたことが分かります。

 

画面が浮いてしまうのも納得ですね。

 

 

④起動確認を行う


それでは新品のバッテリーへと交換します。

新品のバッテリーを本体にセットしているSurface Book

基板の下をくぐらせて正しい位置にセットします。

Surface Bookのバッテリーの接点

本体フレームには2か所に出っ張りがあります。

 

その出っ張りに合わせてバッテリーを接着します。

バッテリー上に基板をセットしているSurface Book

バッテリーを固定したら次は基板です。

 

バッテリーに被せるようにセットします。

基板をネジ留めしているSurface Book

バッテリーの接点部分のネジを留めて、ひとまず起動確認を行います。

 

電源ボタンを長押しすると…

新品のバッテリーの起動確認を行っているSurface Book

この通り、しっかりと起動して操作出来ることも確認しました。

 

 

⑤本体を組み上げる


起動確認が出来たらこのまま本体を組み上げます。

 

基板のネジを全て留めてケーブル類を接続します。

 

画面パーツと本体フレームの粘着を剥がし、新品に貼り替えます。

画面と本体フレームを接着しているSurface Book

そして画面をしっかりと接着させます。

 

交換前は1cm近くも画面が浮いていましたが…

画面と本体フレームとの隙間が亡くなったSurface Book

この通り、ぴったりとくっついて隙間が無くなりました!

バッテリー新品交換修理が完了したSurface Book

これでSurface Bookの画面側のバッテリー交換修理完了です!

 

膨張していた端末もバッテリー交換することでまだまだ長期間使用可能になります。

 

本体購入費に比べると交換費は断然安いです。

 

今回の例と同じようにSurface Book(画面側)のバッテリー膨張でお困りの際は、ぜひ郵送修理ポストリペアへご一報くださいませ!

 

 

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