【ポケットWi-Fiが充電できない】充電口修理で反応するよう改善!原因ははんだクラック!?
今回はポケットWi-Fiの充電できない、という症状で修理のご相談を頂きました。
正確には、充電の接触がかなり悪くなっている状態でした。
SNSで調べてみると…
充電器の接触が悪くなる、という症状でお困りの方が散見されます。
ポケットWi-Fiまで修理しているお店はそう多くありません。
携帯ショップに修理を依頼する、というのが一般的です。
ただ、ショップだとどうしても修理に時間がかかります。
その点、郵送修理ポストリペアなら最短”中1日”で修理可能です!
そこで今回はポケットWi-Fiの充電口修理について解説させて頂きます!
ポケットWi-Fi充電口修理
【使用する工具】
トルクスネジドライバー
はんだ小手(設定温度300度)
ヘラ
今回お送り頂いたポケットWi-Fi(FS030W)も、充電器の角度を変えればごくたまに反応することはあるものの…
この通り、充電器を挿してもほとんど充電されることはありません。
通常なら充電中は矢印の先あたりに赤いランプが点灯します。
充電器を挿しても液晶画面上に「充電してください」というメッセージが出てきてしまいます。
充電器を認識できない状態でした。
この症状の場合、ほとんどの原因が「はんだクラック」です。
長年使用されることで、充電口パーツと基板を接続しているはんだにひび割れが生じて、うまく充電できなくなる現象です。
それでは分解開始です!
①バッテリーを取り出す
まずはバッテリーを取り出す作業です。
ほとんどのポケットWi-Fiは背面パネルを簡単に剥がすことが出来ます。
スライドさせるか、ツメで固定されていることが多いです。
スライドさせたら…
この通り、背面パネルを取り出すことが出来ました。
バッテリーが剥き出しになったので…
このように簡単に取り出せます。
②フレームを取り出す
バッテリーを取り出せたら次は本体フレームを取り出す作業です。
本体フレームは…
ネジで固定されています。
今回多くり頂いたポケットWi-Fi(FS030W)は、特殊な形状のトルクスネジが使用されていました。
六角形のような形をしています。
専用のドライバーを使って…
全てのネジを外します。
ネジを外したらヘラをフレームの隙間に入れて広げます。
フレームはツメで固定されているのですが…
ツメを外すことで、このように持ち上げることが出来ます。
そのまま持ち上げると…
この通り、取り出すことが出来ました。
③基板を取り出す
フレームを取り出したら次は基板です。
基板に充電口パーツがはんだ付けされています。
軽くツメで固定されているので、ヘラでツメを少し広げることで…
この通り、取り出すことが出来ました。
④はんだ作業を行う
充電口パーツを確認してみると…
赤線内部にやはりクラック(ひび割れ)が見つかりました。
はんだ小手を使って…
クラックを修復します。
これで充電口パーツと基板がしっかりと接続されました!
⑤本体を組み上げる
本体を組み上げて充電確認を行います。
基板を元通りくみ上げるのですが、基板には液晶画面が付いています。
組み上げる際、液晶と外装との間に埃などの異物が入らないよう注意が必要です。
本体フレームを押し込みます。
ツメが少し固いので、セットしたらぐっと押し込みます。
外装部分と本体フレームの間に隙間が無いか確認します。
隙間が無ければ…
押し込んで、バッテリーと基板との接点をしっかり触れさせます。
それでは充電器を接続してみましょう。
先ほどは光らなかったランプが、今度はしっかりと点灯しています!
そのまま待っていると…
画面が切り替わってこのように充電中になりました!
充電器の角度を変えても反応が消えることはありません。
しっかりと充電器を認識するよう改善しています。
それではこのまま本体を組み上げます。
背面パネルを本体にセットします。
横にスライドさせたら…
これでポケットWi-Fi(FS030W)の充電口修理の完了です!
今回のように、充電の接触が悪い症状は修理することが出来ます。
郵送修理ポストリペアでは今回ご紹介させて頂いたFS030W以外の機種も幅広く対応可能です!
同じように、充電の接触が悪い、または一切反応しなくなってしまったとお困りなら、修理実績豊富な当店へご相談くださいませ!
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