【Pixel 4aのバッテリー交換修理】膨張によりが画面が浮いた症状が安価で改善!
Pixel 4aのバッテリー交換修理ご依頼を頂きました。
Pixelバッテリー交換料金表
画面側から分解するので修理が非常に難しい機種ですが、当店なら安価で受付ております。
それでは今回はPixel 4aのバッテリー交換修理風景をご紹介いたします!
目次
①画面を持ち上げる
②画面パーツを取り出す
③本体部分を持ち上げる
④バッテリーを取り出す
⑤本体を組み上げる
Pixel 4aバッテリー交換修理
【使用する交換】
ヒートガン(設定温度250度)
ピック
クラフトナイフ(平刃)
SIMピン
ヘラ
ピンセット
粘着テープ
トルクスネジドライバー
お送り頂いたPixel 4aを確認してみると…
本体部分からこのように画面が浮きあがっている場合、ほぼ確実にバッテリーが膨張しています。
SNSで検索してみると…
同じような症状が散見されます。
スマホのバッテリー寿命は2年程度と言われていますが、寿命を過ぎると徐々に膨張してしまうようです。
ただ膨張したバッテリーを新品に交換することで、まだまだ使用可能になります。
膨張を理由に機種変更するのは非常に勿体ないので、ぜひ当店へお任せくださいませ。
修理開始前にまずは電源を落とします。
電源ボタンを長押しすると画像のようなポップアップが出てきます。
シャットダウンされました。
完全に電源が切れたら作業開始します!
①画面を持ち上げる
まずは問題の画面を剥がす作業です。
繰り返しになりますが、Pixel 4aは画面を剥がして分解します。
安全に作業するには、画面と本体フレームとの粘着を弱めるヒートガンは必須と言えます。
ピックを使って少し粘着を切ります。
ピックを挟み…
少し離れた箇所にまた温風を当てます。
粘着が弱くなった箇所まで…
ピックをスライドさせます。
このように少しずつ少しずつ画面の粘着を切っていきます。
ちなみに、Pixel 4aは液晶ではなく有機ELが採用されています。
有機ELは液晶より熱に弱く、温め過ぎると黄色っぽく変色します。
ヒートガンの当てすぎには細心の注意を払って作業を進めます。
粘着を全て切り終わったら…
画面を持ち上げることが出来ます。
②画面パーツを取り出す
Pixel 4aの画面パーツは…
1本のケーブルで基板で接続されているので、持ち上げ過ぎには注意です。
ケーブルの根元にコネクタがあるのですが、外そうにも…
このように絶縁テープで覆われています。
粘着力はそう強くありません。
ピンセットを使って剥がしました。
絶縁テープを剥がすと、銀板が出てきます。
画面パーツコネクタを外すには銀板を取り出す必要があります。
銀板は一般的なプラスネジやマイナスネジではなく、トルクスネジで固定されています。
専用の特殊なドライバーを使ってネジを2本外します。
ネジを外すことで…
この通り、銀板を取り出すことが出来ました。
画面パーツコネクタがむき出しになったので、ヘラをコネクタに引っ掛けて…
画面パーツを取り出すことが出来ます。
③本体部分を持ち上げる
Pixel 4aは背面パネルに本体部分がはまっている構造です。
本体部分を持ち上げるには…
まずは内部のネジを外します。
全部で8か所固定されています。
先ほど使用したドライバーで全てのネジを外します。
外すべきはネジとSIMトレイです。
Pixel 4aはSIMトレイを取り出すのにSIMピンが必須です。
SIMピンを…
側面の穴に挿します。
するとSIMトレイが出てくるので…
取り出します。
これで本体部分を持ち上げる準備が完了しました。
本体部分と背面パネルの隙間に…
ヘラを挿してツメを外します。
少しずつツメを外して…
本体部分を持ち上げることが出来ました。
④バッテリーを取り出す
本体部分と背面パネルは…
ケーブルで繋がっているので、断線させないよう注意が必要です。
Pixel 4aの基板は…
プレートに覆われています。
バッテリーコネクタを外すには、基板を覆ったプレートを外す必要があります。
プレートを持ち上げました。
バッテリーコネクタがむき出しになったので…
プラスチック製のヘラを使って外します。
これで基板がショートする心配がなくなりました。
バッテリーは本体フレームに強力に接着されているので…
この通り、劣化したバッテリーを取り出すことが出来ました。
膨張したバッテリーを新品のバッテリーと比べると…
倍以上の厚みにまで膨れていました。
画面が浮いてしまうのも納得です。
⑤本体を組み上げる
新品のバッテリーを本体にセットします。
基板にコネクタを接続します。
コネクタを付ける際、ズレた箇所で押さえつけると基板がショートします。
しっかりと接続出来たら…
隙間が無くなるまでぐっと押し込みます。
本体一周、隙間が無いことを確認したら…
奥までしっかりと押し込みます。
本体の縁を見てみると…
この通り、元の粘着テープが残っている状態でした。
このままでは画面を綺麗に接着し直せません。
このように元の粘着は残らず除去します。
粘着テープの除去が出来たら…
接続します。
Pixel 4aは画面パーツコネクタを接続するのが困難です。
コネクタをズレた箇所で押さえつけると破損し、表示異常が起こるので要注意です。
画面パーツを接続出来たら充電確認を行います。
充電ケーブルを接続すると…
充電残量を増えていくことを確認したら組み上げ続行です。
銀板上に絶縁テープを貼ったら、画面を本体フレームに接着します。
画面の接着が終わったら…
Pixel 4aのバッテリー交換修理完了です!
これで充電持ちが改善しました!
本体横から確認してみると…
この通り、画面の浮きが解消しています。
Pixelシリーズも年々本体代が高額になっています。
バッテリー膨張くらいで買い替えてしまうのは非常に勿体ないです。
バッテリー劣化でお困りなら、ぜひ修理費用が安い当店へご相談くださいませ!
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