ONKYO DP-X1のバッテリー交換修理で充電持ちが改善!
ONKYO DP-X1のバッテリー交換ご依頼を頂きました。
DP-X1は充電持ちがそこまで良くないと言われています。
そして分解の難易度は非常に高いです。
バッテリー入手も困難なので、修理を受けているお店はほとんどありません。
そんなDP-X1ですが、当店なら修理対応可能です。
今回はDP-X1のバッテリー交換修理についてご紹介いたします!
DP-X1バッテリー交換修理
【使用する工具】
ヒートガン(設定温度250度)
クラフトナイフ(平刃)
ヘラ(プラスチック製)
ピンセット
粘着テープ
まずは本体の電源を切ります。
側面の電源ボタンを長押しすると…
シャットダウンされます。
画面が真っ暗になったら作業開始です。
①画面を剥がす
この作業が最も難しいです。
というのも、画面側から分解する機種なので失敗すると…
このように画面表示に異常が起きたり、ガラスが割れたりします。
DP-X1の画面パーツは入手不可なので、数多くの機種を分解してきた私でも緊張します…。
それでは早速作業開始です。
画面パーツと本体フレームは強力に接着されています。
ヒートガンを使って粘着を弱める必要があります。
ただし、ヒートガンを当てる時間が長すぎると液晶が変色するので要注意です。
ある程度粘着が弱くなったら…
クラフトナイフを挿します。
クラフトナイフで隙間を作ったら…
更に温風を当てて粘着を弱めます。
粘着が弱まったところまで…
ピックをスライドさせます。
この作業を画面一周続けます。
粘着を切ることで…
90度まで開きます。
②画面パーツを取り出す
DP-X1の画面パーツは…
この2本のケーブルで基板に接続されています。
画面を開きすぎるとケーブルが損傷するので注意しながら…
矢印部分のバッテリーコネクタを抜きます。
ピンセットを使って…
バッテリーコネクタを抜きます。
これで作業中に基板がショートする心配はありません。
次に画面パーツコネクタを外す作業です。
ツメを起こします。
これでケーブルの固定が解除されました。
この通り取り出すことが出来ました。
③基板を取り出す
DP-X1の基板は銀板に覆われています。
銀板は…
銀板を取り出しました。
これで基板が剥き出しになります。
基板上には無数のiCチップがあります。
どれか1つでも飛ばしてしまうと動作異常が起こります。
上に何も落とさないよう慎重に作業を進めます。
これで基板を取り出すことが出来ました。
④バッテリーを取り出す
バッテリー上部には絶縁テープが貼ってあります。
ピンセットなどを使ってバッテリー固定シールを除去します。
バッテリー固定シールを除去することで、安全にバッテリーを取り出すことが出来ます。
⑤本体を組み上げる
劣化したバッテリーを取り出せたら…
基板に接続します。
これら全ての作業を終えて、最後に…
バッテリーコネクタを接続します。
位置を合わせて…
上から押し込みます。
この段階で起動チャックを行います。
電源ボタンを長押しすると…
しっかりと充電反応も出ています。
動作確認で異常が無ければこのまま本体を組み上げます。
絶縁テープを貼ります。
これで本体内の作業は完了したので…
画面パーツと本体フレームの間の粘着テープを貼り替えます。
しっかりと画面パーツを接着したら…
DP-X1のバッテリー交換修理完了です!
これで1回の充電で長時間使用が可能になりました。
バッテリー劣化を放置すると…
このように膨張してしまうことも珍しくありません。
ただ、すでに膨張してしまっていたとしても当店のバッテリー交換で難なく復活させられます!
お持ちのDP-X1のバッテリー劣化でお困りなら、ぜひ修理実績のある当店へご相談くださいませ!
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