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修理実績

これまでに行った修理についてご紹介します。

2021年03月03日

ウォークマン NW-S639Fの充電口修理！はんだ小手を使って充電できない症状が改善！

ウォークマンが充電できない、という症状は度々ご相談を頂きます。

ウォークマンの構造は機種によって様々です。

音楽データが保存されているのがメイン基板だったりサブ基板だったりチップだったりと統一されていません。

充電口を基板ごと交換出来る機種なら充電口交換はまだ簡単ですが、そう簡単にはいかない機種が多いです。

今回お送り頂いたウォークマン NW-S639Fも充電口交換が難しい機種の一つです。

数年前に充電が出来なくなってそれきりだそうなので、まずはバッテリー交換から試してみます。

背面のネジを外して…

このように背面パネルを剥がします。

更に内部のテープなどを剥がし…

プラスチックパーツを取り外せたらバッテリーコネクタを抜くことが出来ます。

新品のバッテリーを基板に仮付けし、起動するか確認します。

すると無事起動はしました。

しかし充電器を挿しても一切反応しません。

問題はバッテリー劣化ではなく、充電口の故障のようです。

そこでさらに分解を進めます。

基板に接続されているケーブルを外し、基板を取り出しました。

充電口パーツを確認してみると…

何とこのようにぽろっと取れてしまいました…。

どうやら経年劣化によってはんだがかなり弱くなっていたようです。

はんだを綺麗にクリーニングし、接点を付け直します。

この作業はかなり繊細で、はんだ小手が必須です。

接点一つ一つを基板に接続し、本体を組み上げます。

充電器をつなげると…

この通り、無事充電されるように改善しました！

これで何年か前の音楽データ全てそのままにこのウォークマン NW-S639Fを復活させることが出来ました！

今回ご紹介させて頂いたのはウォークマン NW-S639Fでしたが、その他の機種でも同じように充電口修理を行えます。

お持ちのウォークマンの充電ができないとお困りなら、ぜひ郵送修理ポストリペアへご一報くださいませ！

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