iPadPro 12.9 第3世代の表面ガラスが割れてしまって粉々になり、一切何も表示されなくなってしまったとのことで修理ご依頼を頂きました!
WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2020年07月27日
筋トレの際に動画を観ていたそうですが、なんと画面の上に10キロのダンベルを落としてしまったそうです…。
相当な衝撃だったようで、画面割れだけでなくフレームも変形してしまっていました。
ここまで激しく損傷してしまっているiPadはなかなかご依頼頂くことはありません。
ひとまず画面交換を試して、使用できるかどうか判断させて頂くことになりました!
割れてしまった画面を剥がして分解します。
通常はヒートガンで画面を温めて粘着を弱めて剥がすのですが、あまりにも細かく割れてしまっていたので温める意味がありません…。
結局クラフトナイフで少しずつガラスを剥がして分解するというかなり手間と時間がかかる方法で分解しました!
iPadPro 12.9 第3世代には画面側にFaceIDのケーブルが接着されているので切らないように注意が必要です。
画面を剥がしてケーブルを取ることでこの通り画面パーツを取り出すことが出来ました!
本体内部にガラスの破片が無数に落ちているので除去しないといけません。
画面パーツに付いているパーツですが、ケーブルの移植が必要です。
iPadPro 12.9 第3世代の画面パーツには合計4本のケーブルが付いています。
内2本は取り外し可能です。
黒い絶縁テープを剥がすとネジが2本出てきます。
プラスドライバーを使い、どちらのネジも外します。
プレートを剥がし、ケーブルのコネクタを抜きます。
この取り出したケーブル2本は新しい画面パーツへ移植します。
後はFaceIDのケーブルも古い画面パーツから剥がして移植します。
次にガラス片の除去です。
本体フレームには無数のガラス片が残ってしまっています。
本体下部にも無数にガラス片が残っています。
これら全て残らず綺麗に除去しなければなりません。
縁にガラス片が残ってしまっていると画面浮きの原因になりますし、せっかく交換した画面が非常に割れやすくなります。
クラフトナイフを使って徹底的に除去すると…
この通りとても綺麗になりました!
本体下部もこの通りガラス片が全く残っていない状態です!
綺麗になった縁に画面を接着するための粘着テープを貼ります。
後はパーツを移植した新品の画面パーツを本体に接続し、接着しました!
これでiPadPro 12.9 第3世代の画面パーツ交換修理完了です!
作業時間は約90分でした!
専用のガラスフィルムを貼ってお返しさせて頂きました。
12.9インチのiPadなら、税抜3,000円頂ければ強化ガラスフィルムを貼った状態でお返しすることが出来ます。
貼るのが難しい画面が大きい12.9インチのiPadはフィルムを貼るのが非常に難しいのでぜひプロにお任せを!
iPadPro 12.9 第3世代はまだまだ修理費用が高いですが、当店では極力安価で承れるように頑張っております。
お持ちのiPadPro 12.9 第3世代が故障してしまったらぜひ郵送修理ポストリペアへご連絡ください!
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