iPad第10世代のフレームがへの字に歪んだとご相談を頂きました。
2023年1月現在、無印iPadで最新の10世代ですが郵送修理ポストリペアなら修理対応可能です。
目次
お送り頂いたiPadを机に置いて確認してみると…
WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2023年01月24日
iPad第10世代のフレームがへの字に歪んだとご相談を頂きました。
2023年1月現在、無印iPadで最新の10世代ですが郵送修理ポストリペアなら修理対応可能です。
目次
お送り頂いたiPadを机に置いて確認してみると…
この通りへの字に曲がっています。
それでは今回はiPad 第10世代のフレーム矯正作業について解説いたします!
【使用する工具】
ヒートガン(設定温度230度)
クラフトナイフ(平刃)
ピック(耐熱)
ヘラ(プラスチック製)
プラスネジドライバー
トルクスネジドライバー
ピンセット
スパチュラ
粘着剥がし
エアダスター
粘着テープ
まずは画面を剥がす作業です。
フレームが変形してしまって端末はガラスが非常に割れやすいです。
画面に温風を当てて粘着を弱めたら、クラフトナイフやピックを使って粘着を切ります。
ガラス一周分の粘着を切ることで…
この通りガラスを開いて分解出来ました。
次に液晶画面を持ち上げる作業です。
iPad 第10世代の液晶画面はネジで固定されています。
今までのiPadにはプラスネジが採用されていましたが…
iPad 第10世代の液晶画面は一部トルクスネジで固定されています。
星形でも六角型でもない特殊な形状です。
ネジを外しても…
このように蝋のようなものでも固定されています。
液晶を無理に持ち上げると損傷してしまうので要注意です。
蝋を除去しながら…
ゆっくりと持ち上げます。
iPad 第10世代の液晶画面は…
銀板で固定されています。
銀板はプラスネジで固定されているので、ネジを外して…
このように取り出します。
コネクタを外すことで…
液晶画面を取り出せました。
液晶画面と同じようにガラスも銀板で固定されています。
ガラスを固定している銀板も同じように外して…
コネクタを外して取り出します。
本体フレームには基板が接着されています。
このままフレームを矯正すると基板に強い負担が掛かります。
最悪の場合電源が入らなくなるのでこのまま矯正作業は出来ません。
基板を浮かせるために接続されているケーブルや、固定しているネジを外します。
ケーブル、ネジを外して…
粘着剥がしを使って基板を持ち上げます。
これでフレーム矯正の準備は整いました。
それではフレームを真っすぐになるよう圧力を加えていきます。
このようにへの字に曲がっている状態だったのですが…
この通り、ほぼ真っすぐになりました。
写真では伝わりにくいですが、平面に置いた際にカタカタ揺れなくなりました。
フレーム矯正が終わったら本体を組み上げます。
外したケーブルやネジを元通りにします。
ケーブルを接続し、ネジを留めました。
ガラスパーツのコネクタの位置を合わせて…
3か所全て接続します。
コネクタを接続する際もズレた箇所で押し込まないよう注意が必要です。
基板側のコネクタを損傷させると誤作動やタッチ切れなどの症状が起こります。
コネクタを接続出来たら…
銀板で固定します。
ガラスパーツを接続したら次は液晶画面です。
こちらも位置を合わせて…
接続します。
コネクタを接続出来たら…
銀板で固定します。
液晶画面を元通りセットして…
ネジで固定します。
後はガラスを接着するのですが、液晶上にはどうしてもゴミや埃が乗ってしまいます。
ガラスを閉じる前にエアダスターを使って異物を入念に除去します。
ゴミが無くなったことを確認して…
ガラスを閉じます。
しっかりと閉じられたことを確認したら…
これでiPad 第10世代のフレーム矯正作業完了です!
今回ご紹介させて頂いた通り、郵送修理ポストリペアなら最新機種でもフレーム矯正作業を承れます。
お持ちのiPadの変形でお困りなら、ぜひ修理実績豊富な当店へご相談くださいませ!
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