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修理実績

これまでに行った修理についてご紹介します。

Xperia XZ2水没復旧修理が安い!基板洗浄のみでデータそのまま復活!防水でもお風呂で使用はNG!?

Xperiaをお風呂で使用してから調子が悪くなったとご相談を頂きました。

 

Xperia水没復旧作業料金表

 

お送り頂いた機種は…

XperiaXZ2の型番はSO-03K

Xperia XZ2(SO-03K)です。

 

徐々に画面の表示が乱れたりタッチ操作が出来なくなり…

起動しなくなっているXperiaXZ2

そしてついには起動しない状態になってしまったとのこと。

 

本体の状態を確認してみると…

内カメラの内部に水滴が付いているXperiaXZ2

インカメラ内部が結露してしまっています。

 

インカメラやアウトカメラがこのように結露しているということは、確実に本体内部に水分が入っています。

 

水に浸けたり、水が掛かっていなくとも、お風呂場のような湿度がとても高いところで使用すると、今回のように内部が結露して水没してしまいます。

 

なので、例え防水スマホだとしても、お風呂場で使用されるのは絶対に辞めた方が良いです。

 

それでは今回はXperia XZ2の水没復旧作業を解説させて頂きます!

 

 

Xperia XZ2水没復旧作業


【使用する工具】

ヒートガン(設定温度250度)

クラフトナイフ(平刃)

プラスネジドライバー

ヘラ

ピンセット

 

Xperia XZ2は背面ではなく画面側から分解する機種です。

 

ヒートガンを使って粘着を弱めるのですが、慣れていないと分解の際に液晶画面を損傷させてしまう恐れがあります。

 

高難易度なので慎重に作業を行います。

 

 

①画面を持ち上げる


画面の縁に…

画面に温風を当てているXperiaXZ2

ヒートガンで温風を当てます。

 

当てすぎると液晶が変色するので注意が必要です。

 

ある程度温まって粘着を弱められたら…

画面と本体の間にクラフトナイフを挿したXperiaXZ2

画面と本体フレームの間にクラフトナイフを挿します。

 

奥まで挿し過ぎると液晶が損傷するので注意です。

 

クラフトナイフで隙間を作ったら…

画面と本体の間にピックを挟んだXperiaXZ2

ピックを挟みます。

 

クラフトナイフを抜き…

画面に温風を当てているXperiaXZ2

挟んだピックから少し離れた箇所にヒートガンで温風を当てます。

 

このように粘着を弱めては…

挟んだピックをスライドさせたXperiaXZ2

ピックをスライドさせる、という作業を繰り返します。

 

画面一周分この作業を行って粘着を切ります。

 

粘着を切り終えたら…

画面パーツを剥がして持ち上げたXperiaXZ2

この通り、画面パーツを持ち上げることが出来ました。

 

 

②画面パーツを本体から取り出す


画面パーツは…

XperiaXZ2の画面パーツはプラスチックパーツで固定されている

プラスチックパーツで基板に固定されています。

 

プラスチックパーツはツメで引っかかっているだけなので…

プラスチックパーツを取り出したXperiaXZ2

ピンセットを使って取り出します。

 

これで画面パーツのコネクタがむき出しになるので、ヘラを使って外します。

画面パーツを本体から取り出したXperiaXZ2

画面パーツを取り出すことが出来ました。

 

 

③アルミ板を取り出す


Xperia XZ2の本体内部は…

XperiaXZ2の本体内部のネジ

この通りアルミ板で覆われています。

 

アルミ板は合計12か所ネジ留めされています。

XperiaXZ2の内部のネジはプラス

ネジの形状は全てプラスです。

ネジを外しているXperiaXZ2

全てのネジを外します。

 

Xperia XZ2の場合、ネジは場所によって長さが異なります。

 

どこにどのネジが留まっていたか分かるようにしておく必要があります。

 

ネジを全て外すことで…

本体内部のアルミ板を取り出したXperiaXZ2

アルミ板を取り出すことが出来ました。

 

 

④基板を取り出す


ここで本体内部の状態を確認してみます。

 

基板を見てみると…

基板が腐食しているXperiaXZ2

このように所々腐食してしまっています。

 

また…

本体内部に水滴が入っているXperiaXZ2

本体内部にまだ水分が残っている状態でした。

 

このように水が入った状態で電気が流れると、基板やパーツがショートして起動できなくなるのです。

 

本体内の水分を乾燥させるためにパーツを取り出します。

バッテリーを取り出したXperiaXZ2

まずはバッテリーです。

 

やはりバッテリーの下にも水分が残っていました。

 

拭き取って、基板を取り出す作業を行います。

コネクタ類を外しているXperiaXZ2

基板には無数のコネクタが接続されています。

 

カメラや充電口コネクタなど、接続されている全てのコネクタやアンテナを外します。

SIMトレーを取り出しているXperiaXZ2

そしてSIMトレーも忘れず取り出します。

 

これで…

本体から基盤を取り出したXperiaXZ2

この通り、基板を取り出すことが出来ました。

 

 

⑤洗浄を行う


それではメイン基板の洗浄を行います。

基板洗浄前の腐食したXperiaXZ2

洗浄前はこの通りコネクタやiCチップが腐食している状態でした。

 

それが…

基板洗浄後の綺麗になったXperiaXZ2

この通り、綺麗に除去できました!

 

この後、更に超音波洗浄を行って目に見えない汚れや腐食まで綺麗に除去します。

 

そして2時間ほど放置して本体内部を完全に乾燥させます。

 

 

⑥本体を組み上げる


乾燥作業が終わったら…

本体を組み上げているXperiaXZ2

取り出したパーツを組み上げます。

 

基板とバッテリーをセットしたら、ひとまず画面パーツを接続して起動確認を行います。

電源ボタンを長押ししているXperiaXZ2

電源ボタンを長押しすると…

画面上にSONYのロゴが出ているXperiaXZ2

画面中央に「SONY」のロゴが出てきました!

 

そのままホーム画面まで進み…

動作確認しているXperiaXZ2

タッチ操作も出来る状態です!

 

無事復旧出来たので本体をそのまま組み上げます。

アルミ板をセットしているXperiaXZ2

アルミ板をセットして…

ネジ留めしているXperiaXZ2

ネジを全て留めます。

 

アルミ板を固定出来たら…

プラスチックパーツで画面コネクタを固定しているXperiaXZ2

画面パーツを基板に接続し、プラスチックパーツで固定します。

画面を接着したXperiaXZ2

最後に、画面パーツと本体フレームを固定する粘着テープを貼り直し、しっかりと接着します。

水没復旧作業が完了したXperiaXZ2

これでXperia XZ2の水没復旧作業完了です!

 

データそのまま、基板洗浄のみで復旧させることが出来ました。

 

これでデータ移行も難なく行えます!

 

今回ご紹介させて頂いたように、郵送修理ポストリペアならXperiaシリーズの水没復旧作業でも難なく承れます。

 

基板修理まで行うことも出来ますので、他店で復旧不可だったスマホの修理もぜひ当店へお任せくださいませ!

 

 

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