Xperia10 IIIの表面ガラスが割れてしまって、更には画面表示までされなくなったとご相談を頂きました。
郵送修理ポストリペアなら、Xperia10 IIIの画面交換修理も安価で承っております!
Xperia10 IIIは表面ガラスと内部の有機ELディスプレイは一体のパーツです。
WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2021年11月30日
Xperia10 IIIの表面ガラスが割れてしまって、更には画面表示までされなくなったとご相談を頂きました。
郵送修理ポストリペアなら、Xperia10 IIIの画面交換修理も安価で承っております!
Xperia10 IIIは表面ガラスと内部の有機ELディスプレイは一体のパーツです。
このような表面ガラスの割れも、表示異常も画面パーツを交換することで改善させることが出来ます。
今回お送り頂いたXperia10 IIIは…
docomo版のSO-52Aでしたが、au版やSIMフリー版でも同じ画面パーツが使用されているので修理受付可能です。
電源ボタンを長押ししても…
画面が表示されないので、データ移行どころが電源すら切れない状態でした。
今回はそんなXperia10 IIIの画面パーツ交換修理風景を写真付きで解説させて頂きます!
Xperia10 III画面交換修理
【使用する工具】
ヒートガン(250度)
クラフトナイフ(平刃)
ピック
プラスネジドライバー
画面は表示されませんが、お送り頂いた時は電源が入っている状態でした。
Xperiaシリーズは…
このように電源ボタンとボリューム上ボタンを同時長押しすることで、電源を切ることが出来ます。
本体が震えたら電源が切れたということなので分解開始です!
①背面パネルを剥がす
Xperia10 IIIは…
画面側からでなく背面パネルを剥がして分解します。
ガラス製なのでヒートガンが無いと分解する際に割れてしまう可能性が高いです。
ヒートガンで温風を当てて、背面パネルと本体フレームとの粘着を弱めます。
ある程度温まったら…
背面パネルと本体フレームの間にクラフトナイフを挿します。
深く挿しすぎると本体内部を傷つけてしまうので注意が必要です。
クラフトナイフを挿したら隙間が出来るので…
その隙間にピックを挿しこみます。
ピックを挿せたらクラフトナイフを抜いて…
再び背面パネルに温風を当てます。
こうして粘着を弱めては…
温めた部分にピックをスライドさせる、という作業を繰り返して粘着を切ります。
注意すべき箇所は…
カメラ横の部分です。
他の箇所より細くなっているのでより割れやすいです。
慎重に温めてピックを進めます。
一周分の粘着を切れたら…
背面パネルを剥がします。
そのまま持ち上げることで…
背面パネルを取り出すことが出来ました!
②バッテリーコネクタを抜く
背面パネルを剥がせたらまず行うべきはバッテリーコネクタを抜く作業です。
バッテリーコネクタは本体上部のプラスチックパーツの下に隠れています。
プラスチックパーツは…
合計12か所のネジで本体フレームに固定されています。
これらのネジを全て外します。
ちなみに、本体上部のネジは…
所々長さが違います。
ネジを締める箇所を間違えると基板が損傷します。
どこにどのネジが留まっていたか、わかるようにしておく必要があります。
ネジを全て外せたら…
本体上部のプラスチックパーツを浮かせることが出来ます。
プラスチックパーツを持ち上げると…
赤丸部分がバッテリーコネクタです。
プラスチック製のヘラをコネクタに引っ掛けて持ち上げることで…
このようにコネクタを外すことが出来ました。
これで完全に絶縁が出来たので、作業中に基板やパーツがショートする心配はありません。
③新品の画面パーツを仮付けする
次に、新品の画面パーツをこのXperia10 IIIに仮付けして、画面表示が改善するか確認します。
画面パーツコネクタは本体下部に接続されています。
本体下部はスピーカーパーツに覆われており、全部で7か所のネジで固定されています。
7か所全てのネジを外すことで…
スピーカーパーツを取り出すことが出来ました。
この赤丸部分が画面パーツコネクタです。
プラスチック製のヘラを引っ掛けて持ち上げることで…
コネクタを外すことが出来ました。
新品の画面パーツコネクタを…
このように接続します。
画面パーツを接続出来たら…
本体上部のバッテリーコネクタを押し込んで…
接続します。
バッテリーコネクタを接続出来たら電源ボタンを長押しします。
すると…
この通り、しっかりと表示されます。
ホーム画面まで進んで…
タッチ操作も問題ないことを確認しました。
画面交換することで、表示異常も改善することが分かりました。
作業を続行します!
④画面パーツを交換する
次に壊れてしまっている画面パーツを本体から剥がす作業です。
Xperia10 IIIは画面パーツは本体フレームに非常に強力に接着されています。
そう簡単に剥がすことが出来ません。
温風を当てて粘着を弱め…
画面パーツと本体フレームの間にクラフトナイフを挿します。
画面一周強力に接着されているので、この作業を辛抱強く一周分続けます。
粘着を剥がすことで…
この通り、画面パーツを取り出すことが出来ました。
⑤ガラスの破片を除去する
画面パーツを取り出すと…
この通り、ガラスの破片が本体フレームに残っています。
本体下部も同じようにガラス片が残っていました。
これらを全て…
クラフトナイフやヘラを使って除去します。
かなり根気のいる作業です。
ちなみに、ガラス片が少しでも残っていると画面が浮いてしまい、非常に簡単に割れてしまいます。
そうならないよう、小さな欠片も残さず徹底的に除去します。
この通り、ガラス片を除去することが出来ました。
本体下部も同じように僅かな破片もありません!
⑥画面を接着する
Xperia10 IIIは粘着テープを使って、画面パーツを本体フレームに固定します。
本体フレームの縁に強力なテープを貼ります。
隙間なくテープを貼ったら…
画面パーツを接着して固定します。
⑦起動確認を行う
新品の画面パーツを固定出来たら、しっかりと起動できるか確認を行います。
画面パーツコネクタを…
本体側のパーツへと接続します。
画面パーツを接続出来たら…
バッテリーコネクタを接続します。
電源ボタンを長押しして…
起動して操作できることも確認しました。
⑧本体を組み上げる
ここまで確認出来たら本体を組み上げます!
本体上部のプラスチックパーツで基板を覆い、ネジ留めします。
本体下部も同じように、スピーカーパーツをセットします。
正しい位置にセット出来たら…
ネジ留めします。
上下共にしっかりとネジ留め出来たら…
背面パネルを接着します。
これでXperia10 IIIの画面パーツ交換修理完了です!
ガラスの割れや表示異常が改善し、元通りお使い頂けるようになりました!
郵送修理ポストリペアなら、Xperiaシリーズの画面パーツ交換修理も安価で承っております。
修理によってデータが消えることもございませんので、お困りの際はぜひ当店へご一報くださいませ!
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