ガラケーには本体にUSIMが入っていないと操作が出来ない機種があります。
今回お送り頂いた812SHもその中の一つです。
USIMを入れないと「USIMが未挿入です」というエラーメッセージが出て、ほとんど操作することが出来ません。
ただ、長年使用することで本体がUSIMを認識できなくなることがあります。
今回まさにそのような状態でした。
WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2021年04月28日
ガラケーには本体にUSIMが入っていないと操作が出来ない機種があります。
今回お送り頂いた812SHもその中の一つです。
USIMを入れないと「USIMが未挿入です」というエラーメッセージが出て、ほとんど操作することが出来ません。
ただ、長年使用することで本体がUSIMを認識できなくなることがあります。
今回まさにそのような状態でした。
USIMが本体に挿さっているのに、画面上にUSIM未挿入のエラーメッセージが出ています。
内部のデータに一切アクセスできない状態でした。
早速分解して原因を究明します。
まずは本体裏のバッテリーを剥がします。
次に外装を剥がす作業です。
812SHのネジは文字盤側にあるのですが、見えないように隠されています。
このようにネジ隠しを剥がすと4本のネジが出てきます。
星形の特殊ネジです。
特殊ドライバーを使って…
ネジを全て取り出しました。
後は外装の隙間にへらを入れることで…
このように分解することが出来ます!
問題の箇所はUSIMトレイです。
じっくり確認してみると…
6つある内の1つ、ピンが折れてしまっておりました。
これではUSIMに触れないので認識することが出来ません。
ここからははんだ小手を使った作業を行います。
はんだ小手で接点部分にはんだを盛り、USIMに触れるようにさせます。
盛り過ぎてもUSIMが入らなくなるので微調整を行い…
非常に分かりにくいですがちょうどよい具合にはんだを盛り終わりました。
組み上げて実際に認識するか確認します。
電源を入れてみると…
先ほどはすぐに出てきた「USIM未挿入」のエラーメッセージが出てきません!
メニューボタンを押すと…
この通り正常に操作することが出来ます!
内部のデータも確認することが出来ました。
これでデータ移行を行うことが出来ます!
今回のように、ガラケーがUSIMを認識しなくなる例は珍しくありません。
郵送修理ポストリペアでは数多くの修理実績がございます。
812SH以外の機種でも同じ症状でお困りの際は、いつでも当店へご相談くださいませ!
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