OnePlusというメーカーのスマホの修理ご依頼を頂きました。
WORKS
修理実績
これまでに行った修理についてご紹介します。
2022年02月06日
OnePlus 6Tのボタンが陥没!?押せない症状も修理出来ます!
OnePlusというのはOPPOの傘下の中国メーカーです。
日本ではまだ聞きなれませんが、郵送修理ポストリペアなら修理実績が何件もございます。
今回ご依頼頂いたのはOnePlus 6Tという機種で、音量ボタンの下が押せなくなってしまった、という症状でした。
そこで今回は、OnePlus 6Tのボリュームボタン修理について分解から組み上げまで写真付きで解説させて頂きます!
OnePlus 6Tボリュームボタン修理
【使用する工具】
ヒートガン(設定温度250度)
クラフトナイフ(平刃)
ピック
プラスネジドライバー
ピンセット
精密ドリル
まずは電源を切ります。
電源ボタンを長押しすることで…
画面上部にポップが出てきます。
中央の「電源を切る」をタップすると…
シャットダウンされます。
電源が切れたら修理開始です。
①背面パネルを剥がす
OnePlus 6Tを分解するには…
背面パネルを剥がす必要があります。
OnePlus 6Tの背面パネルはガラス製なので無理に剥がすと割れます。
強力に接着されているので、粘着を弱めるヒートガンは必須と言えます。
ヒートガンで温風を当てて…
ある程度粘着が弱くなったらクラフトナイフを挿します。
このように背面パネルと本体フレームの間に隙間を作り…
ピックを挟みます。
ピックを挟めたら…
クラフトナイフを抜いて…
ピックから少し離れた箇所にヒートガンで温風を当てます。
このように粘着を弱めては…
ピックをスライドさせて粘着を切る、という作業を繰り返します。
一周分の粘着を切ると…
背面パネルを浮かせることが出来ます。
粘着がしっかりと取れていることを確認しながら…
このように背面パネルを取り出します。
②バッテリーコネクタを抜く
基板はプラスチックパーツに覆われています。
OnePlus 6Tの場合…
合計10本のネジでプラスチックパーツが固定されています。
形状は全てプラスネジです。
ドライバーを使って全てのネジを外します。
バッテリーコネクタはこの銀板の下にあります。
銀板を取り出して…
プラスチック製のヘラを引っ掛けます。
そのまま持ち上げることで…
コネクタを外すことが出来ました。
バッテリーコネクタを外せれば作業中に基板がショートしてしまうことはありません。
③アンテナパーツを外す
次に…
基板を覆ったプラスチックパーツを持ち上げます。
プラスチックパーツを取り出すことで基板が剥き出しになりました。
ボリュームボタンを修理するにはまずは背面パネルと本体フレームの粘着テープを剥がします。
ボリュームボタンケーブルの上にアンテナパーツが上に通っているので外す必要があります。
先ほどバッテリーコネクタを外したのと同じように、プラスチック製のヘラを引っ掛けます。
そのまま持ち上げて…
外します。
そのまま慎重に…
持ち上げて本体フレームからある程度剥がします。
強引に持ち上げると断線してしまうので注意が必要です。
アンテナパーツはもう1本あります。
こちらも同じようにプラスチック製のヘラを引っ掛け…
持ち上げて外します。
こちらもある程度持ち上げます。
これでボリュームボタンの作業を行うことが出来ます。
④ボリュームボタンを取り出す
ボリュームボタンはネジや銀板で固定されています。
まずは…
2本のプラスネジを…
どちらも外します。
ネジを外すことで…
ボリュームボタンパーツを覆ったプラスチックパーツを取り出せました。
この下には…
銀板が収まっています。
ピンセットを使って…
銀板を取り出します。
これでボリュームボタンの固定が無くなったので…
本体内部からピンセットを使ってボリュームボタンを押し出します。
これでボリュームボタンを取り出すことが出来ました。
⑤研磨作業を行って動作確認
今回はボリュームボタンが内部で引っかかって出てこなくなる症状だったので…
ボリュームボタンが収まっている箇所を精密ドリルで研磨します。
これでボリュームボタンが引っかかる症状で改善させることが出来ます。
ある程度研磨出来たら…
ボリュームボタンの位置を合わせて…
元の位置にセットします。
銀板をセットして…
プラスチックパーツを取り付けます。
プラスチックパーツを2箇所ネジで固定出来たらボリュームボタン部分の作業は完了です。
本体を組み上げる前に動作確認を行います。
バッテリーコネクタの位置を合わせて上から押し込むことで…
このように接続出来ます。
電源ボタンを長押しして起動させます。
ホーム画面まで進んだら…
ボリュームボタンを押して動作確認を行います。
先ほどはボリューム下を押しても全く反応しなかったのですが…
この通り、ボリュームを下げることが出来ました!
しっかりと症状が改善しております。
⑥本体を組み上げる
外したアンテナパーツを接続します。
白と黒のアンテナパーツの位置を合わせて…
どちらも接続します。
次に基板を覆っていたプラスチックパーツをセットします。
ネジ穴を確認して位置を合わせます。
正しい位置に合わせられたら…
ネジを留めます。
バッテリーコネクタを固定していたネジをセットして…
こちらもネジ穴を確認して位置を合わせます。
銀板をネジ留め出来たら本体の組み上げは完了です。
⑦背面パネルを接着する
背面パネルを本体フレームに接着したいのですが…
元々の粘着は本体フレーム側に残ってしまっています。
本体上部にもこのように汚れた粘着テープが残っています。
このままでは綺麗に背面パネルを接着することが出来ません。
ヘラやクラフトナイフを使って…
綺麗に除去します。
本体上部も…
この通り、除去出来ました。
粘着テープを除去出来たら…
新品の粘着テープを貼り直します。
本体一周分粘着テープを貼れたら…
背面パネルをセットします。
角に合わせて、正しい位置にセット出来たら…
しっかりと接着します。
これでOnePlus 6Tのボリュームボタン修理完了です!
郵送修理ポストリペアならOnePlus製スマホのボリュームボタンや電源ボタンの修理でも難なく承れます。
今回のようにボタンが押せなくなった、反応しなくなったなどお困りならぜひ当店へご相談くださいませ!
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