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修理実績

これまでに行った修理についてご紹介します。

【Motorolaのバッテリー交換が安い】moto g7 powerの背面パネル浮きが改善!

Motorola社製スマホ、moto g7 powerの背面パネルが浮いているということでご相談を頂きました。

本体下部に大きな隙間が出来ています。

 

このように隙間が出来る原因は、ほぼ確実にバッテリー膨張です。

 

バッテリーの劣化が進み、膨張することで背面パネルを内部から押し上げている状態です。

 

この場合、本体内部のバッテリーを交換することで改善させることが出来ます。

 

それでは今回はmoto g7 powerのバッテリー交換作業を写真付きで解説させて頂きます!

 

 

moto g7 powerバッテリー交換


【使用する工具】

ヒートガン(設定温度250度)

ピック

トルクスネジドライバー

ヘラ

 

分解前にまずは電源を切ります。

電源ボタンを長押しすることで画面横からポップアップが出てきます。

電源を切る、をタップします。

するとこのようにシャットダウンされます。

 

画面が完全に真っ暗になったら作業開始です!

 

 

①背面パネルを剥がす


まずは背面パネルを剥がす作業です。

今回は背面パネルが浮いているので、ある程度ピックで粘着を切ることが出来ます。

 

moto g7 powerの背面パネルはプラスチック製なのでそう簡単には割れません。

 

ただ、強引に剥がすとひび割れる恐れがあるので…

温風を当てて粘着を弱めます。

 

温風を当てすぎると背面パネルが変形するので注意が必要です。

粘着が弱くなったところまでピックを進みます。

 

このように粘着を切って…

背面パネルを剥がしました。

 

 

②背面パネルを取り出す


背面パネルと本体は指紋認証ケーブルで接続されています。

 

強引に引っ張ると断線するので注意です。

指紋認証ケーブルはプラスチックパーツで基板に固定されています。

プラスチックパーツにヘラを引っ掛けて…

取り出します。

 

これでコネクタがむき出しになりました。

プラスチック製のヘラをコネクタに引っ掛け外すことで…

この通り、背面パネルを取り出すことが出来ました。

 

 

③バッテリーを取り出す


背面パネルを取り出したら本体内部のネジを外します。

moto g7 powerの基板はプラスチックパーツに覆われており、合計10本のネジで固定されています。

 

ネジの形状は六角形のような「トルクス」です。

10本全てのネジを外します。

 

ネジを外すことで…

基板を覆っているプラスチックパーツを取り出すことが出来ました。

 

これでバッテリーコネクタを外すことが出来ます。

バッテリーコネクタにプラスチック製のヘラを引っ掛けて…

外します。

 

これで絶縁することが出来ました。

 

バッテリーコネクタを付けたままバッテリーを剥がそうとすると基板がショートする恐れがあります。

 

必ず、コネクタを外してからバッテリーを取り出します。

本体フレームとバッテリーの間にヘラを入れます。

 

moto g7 powerのバッテリーはフレームに強力に接着されているので、このようにヘラを使って粘着を剥がします。

 

ヘラを持ち上げることで…

バッテリーと本体フレームの接着を剥がすことが出来ました。

 

取り出したバッテリーと新品のバッテリーを比較してみると…

倍くらいの厚みにまで膨張してしまっていました。

 

あれだけ背面パネルが浮いてしまうのも頷けます。

 

 

④本体を組み上げる


古いバッテリーを取り出せたら、新品のバッテリーへと交換します。

新品のバッテリーを本体にセットし…

フレームにしっかりと接着します。

 

バッテリーを固定出来たら…

バッテリーコネクタを接続します。

 

この時点で起動確認を行います。

 

電源ボタンを長押しすると…

しっかりと起動することを確認出来ました。

 

動作に異常もありません。

 

電源を切って作業の続きを行います。

基板上にプラスチックパーツを被せて…

ネジで固定します。

指紋認証ケーブルを接続出来たら…

プラスチックパーツを被せます。

 

元々付いていた粘着テープを綺麗に除去し、新品の粘着テープへと貼り替えます。

背面パネルを接着したら…

moto g7 powerのバッテリー交換作業完了です!

 

浮いていた平面パネルを確認してみると…

この通り、ぴったりとくっついています。

 

充電持ちも大幅に改善しています!

バッテリー交換の場合、このようにしっかりと充電されるかも確認を行います。

 

問題なく溜まっていくので、これで今後は安心してお使い頂くことが出来ます!

 

今回のように、スマホのバッテリーが膨張する例はそう珍しくありません。

 

ただ、膨張を放置して使用し続けると、発火などのリスクがあるのでお勧めできません。

 

お持ちのスマホのバッテリー膨張でお困りでしたら、ぜひ郵送修理ポストリペアへご一報くださいませ!

 

 

 

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