LAVIE Tabが起動画面から進まない!ブートループが電源ボタン修理でデータそのまま改善!
LAVIE Tab PC-TE708KASが再起動を繰り返すとご相談を頂きました。
起動時のロゴがループしてしまう症状は「ブートループ」と呼ばれているのですが、
バッテリーが劣化するで起こることがあります。
そこでまずはバッテリー交換を試したのですが改善しませんでした…。
様々な検証を行った結果、電源ボタン修理によって改善しました。
その他タブレット電源ボタン修理料金表
そこで今回はLAVIE Tab PC-TE708KASのロゴループ修理風景をご紹介いたします!
LAVIE Tab再起動ループ修理
【使用する工具】
ヒートガン
クラフトナイフ
ピック
ヘラ(プラスチック製)
プラスネジドライバー
ピンセット
SIMピン
はんだ小手
粘着テープ
①症状確認
まずは症状の確認です。
電源ボタンを押すと…
NECのロゴが出て起動はします。
ただ少し待っていると…
またNECのロゴが出てきます。
そしてまた真っ暗になって…という繰り返しです。
通常はホーム画面まで進むか、
画面ロックされているならロックパスコードを入力する画面になります。
このような再起動ループしてしまっていると、
内部のデータにアクセスすることは出来ません。
それでは作業開始です!
②画面を持ち上げる
今回お送り頂いたLAVIE Tab PC-TE708KASは画面側から分解する機種です。
画面を剥がす必要があるので、
ある程度の技術力が無いと分解時に画面を破損させる恐れがあります。
画面は本体フレームに強力に接着されているので専用のヒートガンは必須です。
クラフトナイフを使って隙間を作ります。
温め足りないとガラスが割れます。
隙間を作れたら…
ピックをスライドさせる、という作業を繰り返します。
これで画面と本体フレームの粘着を全て切ることで…
画面パーツを持ち上げることが出来ます。
画面パーツと基板はケーブル一本で繋がっているのですが、
持ち上げ過ぎてケーブルを断線させないよう注意が必要です。
③画面を取り出す
画面パーツと基板は…
赤丸部分で接続されています。
コネクタは銀板で固定されています。
銀板はプラスネジで固定されているので…
銀板を取り出すと画面パーツコネクタとバッテリーコネクタが出てきました。
最初に外すべきは…
バッテリーコネクタです。
プラスチック製のヘラを使って外します。
バッテリーコネクタを外したら…
これで画面パーツを取り出すことが出来ました。
④基板を取り出す
電源ボタンを修理するには基板を取り出す必要があります。
コネクタに引っかからないよう慎重に基板を取り出します。
⑤電源ボタンを交換する
LAVIE Tab PC-TE708KASの電源ボタンは…
この赤丸部分です。
基板にはんだ付けされているのでそう簡単に交換出来ません。
ここからははんだ小手を使う細かな作業です。
接点にはんだを付けて外していきます。
全ての接点のはんだを取ることで…
しっかりとはんだで接続します。
この際、隣通しのはんだがくっついてしまうと正常に動作しないので注意が必要です。
⑥動作確認を行う
それでは動作確認を行います。
この通り、NECのロゴが出てきました。
そのまま待っていると…
先ほどは出なかったゲームが現れました!
更に待っていると…
この通り、画面ロックを入力できるようになっています!
再起動ループが改善しています!
⑦本体を組み上げる
症状が改善していることを確認出来たら本体を組み上げます。
最後に画面パーツとバッテリーコネクタを接続します。
銀板で固定したら画面パーツを本端フレームに接着します。
これでLAVIE Tab PC-TE708KASの再起動ループの修理が完了しました!
メーカー修理だと基板交換になるのでデータが失われてしまいます。
その点、郵送修理ポストリペアならデータを消さずに修理可能です!
今回は故障箇所の見分けがつきにくい症状です。
例え他店に修理不可と判断されても、当店なら修理可能かも知れません。
LAVIE Tabの故障でお困りならぜひ当店へご相談くださいませ!
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