iPhone13を落としてから電源ボタンが陥没してしまい、
押されっぱなしの状態になってしまったとご相談を頂きました。
電源ボタン付近を確認してみると…
WORKS
これまでに行った修理についてご紹介します。
2023年07月11日
フレームが変形してしまっておりました。
これにより電源ボタンが引っ掛かって戻らなくなっています。
分解が難しいiPhone13シリーズですが、
郵送修理ポストリペアでは難なく対応出来ます。
それでは今回はiPhone13の電源ボタン修理風景をご紹介いたします!
iPhone13電源ボタン修理
【使用する工具】
分解用特殊機材
ヒートガン
クラフトナイフ
プラスネジドライバー
ヘラ
①画面を開く
まずは本体下部のネジを外します。
ネジを外したら画面を開くのですが、
専用の工具が無いと非常に苦労します。
当店では吸盤付き特殊工具を使って分解しています。
専用工具を使用すれば比較的簡単に分解することが出来ます。
②バッテリーコネクタを外す
画面を開いたらバッテリーコネクタを外します。
バッテリーコネクタは銀板でガードされているので…
銀板を固定したネジを外します。
銀板を取り出したらコネクタがむき出しになるので…
ヘラを使って外します。
③画面パーツを取り出す
次に画面パーツを取り出します。
画面パーツは本体上部にもコネクタが接続されています。
こちらも銀板でコネクタが固定されているので…
ネジを外して…
銀板を取り出します。
ヘラを使ってコネクタを外したら…
画面パーツを取り出すことが出来ます。
④バッテリーを取り出す
バッテリーが邪魔して電源ボタンにアクセスできません。
電源ボタンを修理するにはバッテリーを取り出す必要があります。
バッテリー固定シールは…
このように下部から少し覗いています。
ピンセットなどで巻き取るようにして除去します。
全ての粘着テープを除去出来たら…
安全にバッテリーを取り出すことが出来ます。
⑤電源ボタンを取り出す
iPhone13の電源ボタンは…
黒いテープで保護されています。
黒いテープを剥がすとネジが出てきました。
ドライバーを使って外し…
ケーブルを引っ張って本体フレームから剥がします。
電源ボタンを中から押し出すことで…
電源ボタンを取り出すことが出来ました。
⑥フレームを研磨する
今回の症状は電源ボタン周辺のフレームが変形してしまい、
電源ボタンが引っ掛かることで起こる症状です。
変形してしまった部分を…
研磨ドリルを使って矯正します。
これで出っ張った部分を正常な形に戻りました。
⑦動作確認を行う
症状が改善したか確認します。
ボタンを元通りの位置に戻して…
ネジ留めします。
修理前は完全に凹んだままになっていたのですが…
この通り、押しても戻ってくるようになっています。
それにカチカチと押した感触もあります。
画面とバッテリーコネクタを…
どちらも接続して電源ボタンを長押しします。
すると…
正常に起動して操作も出来ました!
リンゴループすることもリカバリーモードに入ることもありません!
⑧本体を組み上げる
それでは本体を組み上げていきます。
銀板を元の位置に戻して…
ネジ留めします。
本体内部のパーツを元通り固定出来たら…
画面を本体フレームに押し込みます。
画面が浮いていないことを確認したら…
本体下部のネジを留めて修理完了です!
一般的に分解が難しいとされているiPhone13シリーズでも、
郵送修理ポストリペアでは多くの修理実績がございます。
ボタンや充電口などiPhoneの故障でお困りの際も、
ぜひポストリペアへご相談くださいませ!
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