Xperiaは多くの機種が防水機能を備えています。
ただ防水スマホだからといって水没しないわけではありません。
実際に、防水機能を備えているXperiaが水没してしまった、
ということで今まで数えきれないほど修理のご相談を頂いております。
そこで今回はXperiaが水没してしまった際の対処法や水没しているかの見分け方、
そして最後は当店での水没修理風景を紹介いたします!
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COLUMN
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2024年03月11日
Xperiaは多くの機種が防水機能を備えています。
ただ防水スマホだからといって水没しないわけではありません。
実際に、防水機能を備えているXperiaが水没してしまった、
ということで今まで数えきれないほど修理のご相談を頂いております。
そこで今回はXperiaが水没してしまった際の対処法や水没しているかの見分け方、
そして最後は当店での水没修理風景を紹介いたします!
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防水スマホでも絶対に水没しないわけではありません。
ではどのような場面で防水スマホが水によって故障してしまうのでしょうか?
以下解説を行います!
①充電口に湿気が残っている |
水没の際に最も壊れやすい箇所、それが「充電口」です。
実は基板やパーツが水に濡れること自体は大きな問題ではありません。
水に濡れた状態で電気が流れることでショートしてしまい、
場合によっては致命的な故障に繋がります。
いくら防水スマホといっても充電口に水が入らない構造は少ないです。
キャップが付いているスマホもあるにはありますが、
それらはタフさを売りにしているシリーズでして、
とても一般的とは言えません。
充電口にキャップが付いていない以上、
いくら防水スマホと言えど水の侵入は防げません。
②経年劣化で防水機能が低下する |
防水機能は何年経っても持続している、
と考えている方は少なくないと思います。
ただ実際には、本体内部の耐水シールの粘着は徐々に弱くなっています。
特にお風呂など湿気の高い場所で長期使用されている方は、
耐水シールの劣化が顕著です。
なので…
・購入して数年経過している
・多湿の場所でよく使用する
という方は要注意です。
③本体内部が結露する |
例えば、本体が冷えている状態で急に高温多湿の場所に行くと、
本体内部が結露してしまいます。
いくら防水性能があっても、
本体内部の結露まで防ぐことは出来ません。
水に濡らしていないはずなのに水没してしまった、
ということはあり得るのです。
水に浸かってしまったからといって必ず修理が必要、というわけでもありません。
当然、本体内部に水が入っていなければ分解も洗浄も必要ありません。
そこで水没を確認する方法を解説いたします。
①水没判定シールを確認する |
機種によりますが、水没判定シールが確認しやすい場所に付いている機種があります。
例えば…
・SIMトレイを外したところ
・SDカードトレイを外したところ
・充電口の奥
などにシールが設置されています。
お持ちの機種の水没判定シールを探す場合、
「○○(お持ちの機種名) 水没判定シール」と調べれば出てくると思います。
ただ分解しないと水没判定シールを確認出来ない機種も多いです。
②充電口を確認する |
先述の通り、充電口は水没の影響を受けやすいです。
充電口が腐食は非常に分かり易く、
水没した場合は中央部分の接点が腐食していることが多いです。
慣れれば肉眼でも充電口が腐食しているかどうか判断することが出来ます。
ライトを当てることでより正確に判断できると思います。
③カメラを確認する |
そして一番分かり易いのが外カメラや内カメラです。
カメラ内部に水滴が付いている、結露している場合、
確実に本体内部に水分が入っています。
外カメラが結露?水没して本体内に水滴が付いているXperia XZ1(SO-01K)が基板洗浄&乾燥作業価格4980円で復旧成功!
使用を続けると故障する可能性が非常に高いので、
早々に電源を切って修理ご依頼されることをお勧めします。
それでは実際にご依頼頂いたXperia1Ⅳの水没復旧風景を紹介いたします。
水に浸かってしまって最初は使えていたものの、
突然電源が入らなくなってしまったということでご相談を頂きました。
早速作業開始です!
①Xperia1Ⅳの水没修理 |
まずは分解します。
Xperiaは背面パネルか画面側から分解します。
Xperia1Ⅳの場合は背面パネルです。
背面パネルは割れる素材なので、
専用の工具を使って慎重に作業を行います。
ヒートガン、クラフトナイフ、ピックを使って…
背面パネルの粘着テープを除去して剥がします。
背面パネルを剥がすしたら本体内部のネジを外します。
水没の場合はメイン基板やサブ基板などを取り出す必要があります。
ネジは場所によって長さや太さが違うので要注意です。
ネジを外すことで…
基板を覆っているプレート類を取り出すことが出来ます。
本体内部を観察してみると…
このように所々腐食していました…。
やはり充電口の腐食が顕著です。
接点洗浄液や綿棒、そして超音波洗浄器などを使って洗浄します。
腐食が酷い箇所は研磨剤を使用することもあります。
内部の洗浄が終わったら徹底的に乾燥させます。
乾燥作業が終わったら本体を組み上げて動作確認を行います。
充電器を挿してみると…
この通り充電反応がありました!
電源ボタンを押すとしっかりと起動して…
ホーム画面まで進んで動作にも問題なさそうです。
お客様に連絡してお振込みが確認出来たら返送させて頂きます。
②修理費用について |
Xperiaの機種によって洗浄費用が異なりますが、
5,000円~7,500円といったところです。
ただ上記ははあくまでも洗浄+乾燥作業のみで改善した場合の金額です。
・バッテリーコネクタが腐食していて全く通電しない
・画面表示やタッチ感度に異常があって操作出来ない
・充電口が腐食により充電出来ない
などなど、状況によってパーツ交換が必要な場合もあります。
そして更に故障具合が酷いと基板修理をしないと起動させられないこともあります。
故障している箇所によって修理費用は異なりますが、
必ずお客様に修理費用をお伝えして作業を進めるか確認します。
勝手にパーツ交換や基板修理まで進めて後から請求することはまずありませんのでご安心ください。
③修理期間について |
大体の洗浄作業はお預かりして1~3日程度で修理結果をお伝えしております。
ただ洗浄で改善しなかった場合はパーツの仮付けを試すのですが、
パーツの在庫がない機種はパーツの取り寄せをしないといけません。
機種によりますが、パーツ取り寄せには追加1~2日要します。
もし基板修理となると追加で3~4日は頂いております。
郵送修理ポストリペアならXperiaほぼ全ての機種の水没復旧作業を承れます。
更にパーツ交換となっても画面やバッテリーや充電口など、
ありとあらゆるパーツも交換することが出来ます。
そしてパーツ交換までしても復旧出来ない場合、
基板修理まで行うことも出来ます!
Xperiaの水没修理店をお探しの際は、
ぜひ郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
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