ウォークマンが起動しなくなってしまった、というご相談はよく頂きます。
起動出来なくなった原因は様々で、対処法も異なります。
そこで今回はウォークマンの電源が入らなくなった際の原因と対処法を解説いたします!
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2024年03月01日
ウォークマンが起動しなくなってしまった、というご相談はよく頂きます。
起動出来なくなった原因は様々で、対処法も異なります。
そこで今回はウォークマンの電源が入らなくなった際の原因と対処法を解説いたします!
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システム異常 |
システムに負荷がかかった際に正常に起動出来なくなることがあります。
一時的な仮死状態のようなことがほとんどですが、
中には何をしても起動出来なくなってしまう例もあります。
バッテリー劣化 |
ウォークマンにはスマホやタブレットと同じ、
リチウムイオンバッテリーが搭載されています。
リチウムイオンバッテリーは消耗品なので、
長年使用していると寿命を迎えます。
使用方法によって寿命は大きく異なるので寿命を迎えるのは何年程度と明言は出来ませんが、
どれだけ大切に使用していたとしてもいつかは必ずバッテリー劣化によって起動出来なくなります。
ただ使用していなくてもバッテリーは劣化します。
例えば、数年保管していていざ使用しようと思ったら起動しない、
といったご相談を頂くことも多いです。
長期間使用しない場合でも、定期的に充放電をされることをお勧めします。
充電口故障 |
充電口が故障してしまって充電が出来ていないということも考えられます。
ウォークマンはほぼ全ての機種がワイヤレス充電に対応していません。
なので充電するには充電口に充電器を挿す必要があります。
充電口が壊れて正常に充電出来ない状態なら、
充電残量を使い切ってしまったら起動出来なくなります。
データ保存チップ故障 |
ウォークマンのデータは本体内部のSSDに保存されています。
SSDが故障すること正常に起動出来なくなる例もあります。
この場合、データを残したまま復旧させるのは非常に困難です。
水没 |
雨で濡れてしまった、お風呂で使用していたなど、
水に浸けていなくても水没するケースはあります。
水没・水濡れが疑われる場合は、
操作や充電をすると症状が悪化するので要注意です。
また、ジュースや洗剤など真水ではない液体で水没した場合、
基板が深刻なダメージを負ってしまいます。
ウォークマンはほぼ全ての機種に防水機能は備わっていないので、
水回りでの使用は控えることをお勧めします。
基板故障 |
システムやパーツではなく基板が故障するケースもあります。
寿命があるのはバッテリーだけではありません。
長年使用していると基板に異常が出ることもあります。
基板が故障しているといくらパーツを交換しても改善しません。
強制再起動 |
まず試すべきは強制再起動です。
ウォークマンの機種によって再起動方法は様々です。
本体裏や側面に「リセットボタン」と書かれている小さな穴がある場合、
爪楊枝などで押すことで矯正的に再起動を行うことが出来ます。
リセットボタンを押してもデータは消去されないのでご安心ください。
裏面や側面にリセットボタンが見当たらない機種は、
電源ボタンを10秒以上長押しです。
上記を行った上で充電器を挿しても一切反応が無ければ、
恐らく分解が必要な状態かと思われます。
メンテナンス |
分解して内部のコネクタ類を接続し直すメンテナンスを行うことで改善する例があります。
例えば衝撃によってケーブルが緩んでいたり、
長年の使用によってはんだクラック(ひび割れ)が起きている状態です。
必ずしもどこかのパーツ交換が必要なわけではないので、
クリーニングやはんだメンテナンスを行います。
パーツや基板の交換 |
メンテナンスでも直らなければ次に試すのはパーツ交換です。
最も多いのがバッテリー劣化なので、
残量のあるバッテリーへ交換を試してみます。
その他にも充電口やサブ基板などを交換することで改善することもあります。
パーツを交換しても改善しない場合は基板を交換する手もあります。
ただ基板を交換すると基本的に内部のデータが消えてしまいます。
基板修理 |
故障した基板のデータがどうしても必要な場合、
基板の故障箇所の特定と修理が必要です。
基板上には無数のiCチップが点在しているのですが、
それらを正常なiCチップへと交換する作業です。
高い技術力が必要なのですが、
復旧できた場合は全てのデータが残った状態です。
修理例1.バッテリー交換 |
最も多いのがバッテリー交換で直るケースです。
NW-ZX2のバッテリー交換で電源が入らない状態もデータそのまま完全復活![配送専門修理店]
ウォークマンは10年以上経っても問題なく使用出来ていることが多いですが、
バッテリー劣化により徐々に使用可能時間は短くなります。
スマートフォンのようなタッチ操作が出来る、
比較的画面が大きな機種の方がバッテリー劣化は早い印象です。
バッテリー交換で起動が出来れば、
まだまだ数年は快適にお使い頂けるかと思います。
修理例2.充電口交換 |
次に多いのが充電口の故障です。
ウォークマンが充電できない故障が充電口修理でデータ消さずに改善!
ほとんどのウォークマンは充電口が基板にはんだ付けされています。
長年充電器を抜き差しすることで、
充電口と基板を接続するはんだが剥がれてしまいます。
それにより充電反応が徐々に悪くなり、
ついには充電が出来なくなってしまいます。
・充電中は本体を動かさない
・充電器を引き抜く際は上下左右に揺らさない
上記2点を意識することで充電口故障を起きにくくすることが出来ます。
修理例3.基板交換 |
データが必要ない場合は基板を交換してしまうのも一つの手です。
WALKMAN NW-A35の基板交換で水没した本体が復活!【郵送専門ウォークマン修理店】
基板修理より基板交換の方が安く済ませられることが多いです。
パーツが問題なければ基板さえ交換すれば今まで通り使用可能になります。
PCに音楽データが残っているなら、
基板を交換してしまうというのも選択肢の一つだと思います。
郵送修理ポストリペアならウォークマンのパーツ交換だけでなく、
基板交換や基板修理の提案も行うことが出来るほど高い技術力と知識を有しております。
なので原因が分からない起動不良でも、
スムーズに問題を解決できる例がほとんどです。
お持ちのウォークマンのトラブルでお困りの際も、
ぜひ郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
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