ウォークマンを水没させてしまった、ということで今まで多くの修理ご依頼を頂いてきました。
ウォークマンは小型で持ち運びやすいので、
「誤って洗濯してしまった…」というご相談も数えきれないほど頂いております。
ウォークマンはWシリーズを除いて、
全ての機種に防水加工が施されていません。
そこで今回はウォークマンを水没させてしまった際、
どうすれば良いか解説させて頂きます!
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COLUMN
マメ知識や分解方法、お知らせ等の情報を随時発信しています!
2024年02月27日
ウォークマンを水没させてしまった、ということで今まで多くの修理ご依頼を頂いてきました。
ウォークマンは小型で持ち運びやすいので、
「誤って洗濯してしまった…」というご相談も数えきれないほど頂いております。
ウォークマンはWシリーズを除いて、
全ての機種に防水加工が施されていません。
そこで今回はウォークマンを水没させてしまった際、
どうすれば良いか解説させて頂きます!
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ウォークマンに限ったことではありませんが、
水没しても電源が入る、という例は多いです。
だからといってそのまま使用し続けると、
内部に入った水によって基板やパーツがショートします。
なので水没してしまった場合、又は水没が疑われる場合は、
以下の行為はお勧めできません。
1-1.操作する |
操作することで内部に電流が流れます。
流れた電流により、ボタンや液晶、
そして最も重要な基板がショートします。
それにより徐々に動作に不具合が生じはじめ、
最終的に電源が入らなくなる、という例が多いです。
1-2.充電する |
水没後、反応が無ければ充電しなくなる気持ちはとても分かります。
ただ上記の項目と同じように、
ウォークマンのような精密機器が濡れている状態で電流が流れると、
パーツや基板がショートしてしまいます。
特に充電する為に絶え間なく外部から電流が流れてくるので、
操作するより強いダメージを受けてしまいます。
基板やパーツがショートすることで、
最悪の場合発火してしまいます。
水没した端末を充電する行為は非常に危険です。
火事など重大な事故に繋がる可能性もあるので、
どうかお気をつけ頂ければと思います。
1-3.放置する |
では操作も充電もせず放置すれば良い、というわけでもありません。
ウォークマンに水が入って状態で放置すると、
当然ですが徐々に腐食してしまいます。
ジュースや海水や洗剤が混ざった水などの場合、
真水よりも早いスピードで腐食は進行します。
水没してしまったウォークマンは、
なるべく早く内部の水分を除去する必要があるのです。
2-1.分解が簡単な機種はある |
古い機種なら100円均一で購入できる甲府さえあれば分解できるような機種はあります。
分解方法はGoogleで検索すると無数にヒットするので、
実際にそれらを参考に分解されている方もいらっしゃると思います。
水没の場合は内部の水分を全て除去出来ないと、
後々不具合が起こる可能性が高いです。
ウォークマンの構造を熟知していないと、
内部の水分を除去しきるのは難しいのではないでしょうか。
2-2.はんだ作業が必要な機種が多い |
ほとんどのウォークマンはバッテリーが基板にはんだ付けされています。
そして機種によってはイヤホンジャックなど様々なパーツもはんだ付けされています。
専門的な知識だけでなく工具も必要となると、
ご自身で作業して得られるメリットは少ない様に思います。
2-3.徹底分解の際に壊れるリスク |
なによりパーツや基板を壊してしまうリスクがあります。
ウォークマン内部には無数のネジがあるのですが、
場所によってネジの長さや太さが違います。
それらを付け間違えると、
基板やパーツが深刻だダメージを負います。
更にはんだ小手を使っての作業は非常に繊細で、
余計なiCチップに触れてしまうだけで致命的な動作異常が起こることもあります。
それではここで郵送修理ポストリペアの水没復旧例をご紹介いたします。
こちらのご依頼は「NW-A25を洗濯してしまった」という内容でした。
上記は洗濯してしまったにも関わらず、
洗浄費用の5,478円(税込)のみで改善しています。
このように洗浄・乾燥作業のみで改善する例も多いです。
手順1.本体を分解する |
まずは本体を徹底分解します。
外装を取り出して、基板に接続されているケーブル類も全て抜きます。
基板や液晶画面やサブ基板なども全て取り出します。
バッテリー裏に水が残っている例もあるので、
本体フレームに接着されているバッテリーも取り出します。
手順2.隅々まで洗浄する |
接点洗浄液やエアダスターを使って洗浄を行います。
ケーブルがショートしてしまっていることが多いのですが、
その場合は簡単な洗浄では改善しません。
なのでその場合は専用の研磨剤などを使って表面の腐食を徹底除去します!
基板類は超音波洗浄器にて目に見えない汚れや腐食まで除去します。
手順3.徹底乾燥させる |
その後は時間をかけて乾燥させます。
全てのパーツや基板を洗浄後にエアダスターで水気を飛ばします。
その後に温風を当てて2時間ほど放置して徹底的に乾燥させます。
内部に水が残っている状態では洗浄した意味がなくなるので要注意です。
手順4.本体を組み上げて動作確認 |
徹底乾燥が出来たら、取り出したパーツや基板を元通りくみ上げます。
元通りにはんだ付けし、取り外したケーブル類やネジを留め直します。
そして組み上げ終わったら動作確認を行います。
電源が入ったら動作確認を行います。
当店では…
・画面表示
・タッチ操作
・各種ボタン
・イヤホンジャック
・Bluetooth
・Wi-Fi
などなど、ありとあらゆる動作確認を行っております。
手順5.洗浄だけで直らない場合 |
水没となると洗浄や乾燥だけでは改善しない例もあります。
その場合、次はパーツ交換を試します。
郵送修理ポストリペアならウォークマンの修理パーツも幅広く常備しております。
バッテリーだけでなく液晶画面やサブ基板など、
考えうる箇所の交換を試して復旧できるか試させて頂きます。
パーツ交換にて復旧できた場合、
交換が必要な箇所によって修理費用は変動します。
必ずお客様に連絡をして、
どこまで作業を進めるか確認を行います。
こちらの判断で勝手に作業を進めて請求、なんてことは絶対に行わないのでご安心ください!
ウォークマンの修理を受けているお店は当店以外にもございます。
郵送修理ポストリペアならではの強みをご紹介いたします!
強み1.修理費用が安い |
まずは修理費用が安い、という点が挙げられます。
洗浄と乾燥作業のみで復旧出来れば、費用は5,478円(税込)~です。
機種によって洗浄費用は異なりますので、
以下の料金表にてご確認ください。
修理費用には消費税だけでなく、
返送時のレターパックプラス代も含まれております。
強み2.知識・経験が豊富 |
郵送修理ポストリペアでは2017年11月からウォークマンの修理を承っております。
累計修理件数はウォークマンに限っても5,000件を超えております。
2005年に発売されたNW-A1000/A3000どころか、
それより前のカセットテープタイプのウォークマンの修理実績もございます。
そして古いウォークマンだけでなく、
2023年に発売されたNW-A300シリーズの修理実績もございます。
機種ごとにどこにデータが保存されているか、
どの機種にどのような互換性があるかなど事細かに把握しております。
ほぼ全てのウォークマンの分解経験がございますので、
迅速に無駄がなく復旧作業を行うことが出来ます。
強み3.様々な提案が可能 |
修理パーツも豊富に取り扱っております。
・バッテリー
・各種ボタン
・メイン基板
・サブ基板
・液晶画面
・各種ケーブル
・外装 etc…
洗浄のみで復旧できなかった場合でも、
パーツの交換を行うことで復旧する例も多いです。
そしてパーツ交換だけでなく基板修理対応も可能です。
例えばデータがどうしても必要という場合、
基板上のショートしてしまったiCチップ交換やCPUリボール等を行う必要があります。
ウォークマンの基板修理まで出来る修理店は全国でも極々僅かです。
郵送修理ポストリペアはウォークマンの基板修理が出来る極々僅かな修理店の中の1店舗です。
昔のウォークマンは充電持ちが良かったり使用方法が分かり易かったりと、
とにかく使いやすいので長年愛用されている方も多いと思います。
ご依頼を頂く際に「愛機」や「相棒」と仰っている方も少なくありません。
郵送修理ポストリペアならそんな相棒のピンチを救えるかも知れません。
ウォークマンが水没してしまってお困りの際は、
数多くに修理実績のある郵送修理ポストリペアへご相談くださいませ!
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