Surfaceのバッテリー交換修理費用を比較!【Microsoft/非正規店/自分で修理】
Surfaceのバッテリーが膨張してしまって画面が浮いている、というご相談は頻繁に頂きます。
Surfaceに搭載されているリチウムイオンバッテリーは消耗品なので、長年使用するとどうしても劣化してしまいます。
「バッテリー劣化=買い替え」とお考えの方も多いかと思いますが、もう一つ“バッテリー交換”という手があります。
バッテリー交換なら買い替えほどの出費が掛かりません。
問題なのが、どこでバッテリー交換するか、です。
そこで今回はMicrosoft、非正規修理店、自分で修理した場合の比較をご紹介いたします!
【目次】
Microsoftの場合
ポストリペアの場合
自分で修理の場合
Surfaceの分解難易度
まとめ
Microsoftの場合
【修理料金】
Microsoftさんの保証に入っていてかつ保証期間内なら、安価で修理サービスを受けられます。
2024年1月31日現在、MicrosoftさんのHPで確認できる保証期間外のバッテリー交換費用は以下の通りです。
製品名 |
修理価格 |
Surface Laptop Go2 |
37,081円 |
Surface book3 15インチ |
131,175円 |
Surface book3 13.5インチ |
123,442円 |
Surface Laptop3 15インチ |
61,798円 |
Surface Laptop3 13.5インチ |
52,536円 |
Surface Pro X |
50,985円 |
Surface Pro 9 |
61,798円 |
Surface Pro 8 |
50,985円 |
Surface Pro 7+ |
57,167円 |
Surface Pro 7 |
44,814円 |
Surface Pro6 |
77,099円 |
引用元:Microsoft
受付終了している機種はバッテリー交換ではなく、本体交換になってしまうようです。
【修理期間】
HPによると、3~12営業日で返送されるそうです。
ただお住まいの地域や本体の状態によって前後する、とのことです。
【データについて】
こちらのページで確認できる通り、データは全て消去されるようです。
もしバッテリー劣化により電源が入らない状態、もしくは膨大過ぎてバックアップを取り切れないデータは全て失われてしまいます。
【メリット】
・純正のバッテリーに交換される
・保証に入っている方は安価でサービスを受けられる
・修理後も端末価値が落ちずらい
【デメリット】
・保証対象外の場合は修理費用が高額
・対応期間終了機種は受け付けてもらえない
・データのバックアップや復元が必要
ポストリペアの場合
【修理料金】
Surfaceの修理を受けている非正規修理店は調べれば複数出てきます。
弊社もその内の一社です。
2024年1月31日現在の郵送修理ポストリペアでのSurfaceのバッテリー交換料金は以下の通りです。
機種名 |
ポストリペア |
Surface Pro 7 |
23,980円 |
Surface Pro 6 |
23,980円 |
Surface Pro 5 |
23,980円 |
Surface Pro 4 |
21,780円 |
Surface Pro3 |
19,580円 |
Surface 3 |
20,680円 |
Surface Book 2 |
27,280円 |
Surface Book |
27,280円 |
買い替えるより出費を大幅に抑えることが出来ます。
【修理期間】
店頭持ち込み、郵送、訪問など、状況によって変わります。
店頭持ち込みなら即日修理、郵送の場合でも1~3日程度と、Microsoftより早い修理店が多いようです。
混雑状況にもよりますが、当店も最短受け取ったその日に修理を終えて返送することが出来ます。
【データについて】
当店では決してデータを消すことはありません。
それに画面ロックパスコードも掛かったままで作業出来ますので、内部のデータが心配という方もご安心ください。
【メリット】
・修理に出してから手元に返ってくる期間が短い
・保証期間外もしくは保証に入っていない場合はMicrosoftさんより修理費用が安い
・修理の際にデータが消えない
・Microsoftさんが対応終了した機種でも修理可能
【デメリット】
・分解後Microsoftさんのサポートが受けられなくなる
・修理には互換品が使用される
・売却する際に分解歴がマイナス評価を受ける可能性がある
自分で修理の場合
【修理料金】
修理パーツの仕入れ値と、工具類の購入費くらいでしょうか。
当店で使用する工具はざっと以下の通りです。
・ヒートガン(約8,000円)
・ピック(約100円)
・ヘラ(約100円)
・ドライバーセット(約2,000円)
・粘着剥がし(約2,000円)
・粘着テープ(約300円)
上記に加えて、バッテリーは大体5,000円~8,000円程度です。
工具をお持ちならまだしも、全て買い揃えるとなるとそれなりの出費になります。
【修理期間】
当店の熟練スタッフは数百台もの修理実績がありますが、それでも大体1~2時間は要します。
全く分解経験のない方だとその数倍の時間を要するのではないでしょうか。
【データについて】
非正規の修理店と同じく、自分で修理する場合も中のデータを残したまま作業することが出来ます。
ただもし修理によって起動出来ない状態になってしまった場合、データが取り出せなくなってしまいます。
作業前に必ずデータバックアップを取っておくことをお勧めします。
【メリット】
・出費を抑えられる
・修理技術が身に付く
・端末を郵送したり店頭に持ち込む必要がない
【デメリット】
・端末を破損させてしまう恐れがある
・修理後の保証がないので不具合があった場合に再度作業する必要がある
・バッテリーが膨張している場合発火など重大な事故になりかねない
Surfaceの分解難易度
Surfaceの修理を受けているお店はそう多くありません。
それに修理を受けているお店でも、iPadや他のタブレットより修理費用が高額であることが多いです。
その最大の理由が分解の難易度にあります。
大体の機種が以下のように同じような修理方法です。
①ヒートガンやピックを使って画面を剥がす
②基板に接続されたコネクタ類を外す
③基板を固定しているネジ類を外す
④基板を取り出す
⑤バッテリーを取り出す
⑥本体を組み上げる
文字だけでは分かりにくいので、当店の修理実績をご覧頂ければと思います。
SurfacePro4バッテリー交換修理
SurfaceBook画面側バッテリー交換
特に①の画面を剥がす作業がとても大変です…。
当店で修理を受けられるように練習した際、画面の割れやすさに驚愕しました…。
このように、ふとした瞬間に割れてしまいます。
割れた画面を交換するとなると、パーツ代は2~5万円ほど掛かるのでリスクがとても高いです。
それに画面を割らずに分解出来たとしても、基板を取り出す必要があります。
基板を取り出すということは…
このように原因不明の起動不良が起こることも十分に考えられます。
失敗しないように修理するには高い技術力と知識が必要です。
採算が合わない、ということで限られた修理店しか受け付けていません。
まとめ
機種や状況によって、おススメ出来るバッテリー交換方法は異なります。
【Microsoft】
・純正品のバッテリーに交換したい
・Microsoftの保証に入っている
・” 正規店 “という安心感を得たい
【ポストリペア】
・本体交換ではなくバッテリーのみ新品に交換したい
・データを残したまま修理したい
・ある程度出費を抑えつつ確実に修理を終えたい
【自分で修理】
・壊れてしまっても問題ない
・とにかく少しでも出費を抑えたい
・機器を分解する、という経験を積んでみたい
郵送修理ポストリペアでは日々技術を磨いて、安全かつ迅速にお返し出来るように努めております。
もし当店での修理をご検討頂けましたら、ぜひこちらからお問合せくださいませ!
実際にご依頼頂かなくとも、お問い合わせのみでも構いません。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!